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「とこしへ」

行って来ました。

待ちに待った「さだまさし」のコンサート。

しっとりとした、熟成したワインの味わいを感じさせてくれるコンサートでした。

このコンサートのテーマとなっている「とこしへ」

「永遠」よりも、「永久」よりも・・・

安心出来る拠り所の上で、過ごすことの出来る果てしない時間・・・

ということなのだそうです。

このコンサートが、とても落ち着いた味わいを感じたのは、

経験豊かな彼の人生の中で出会った、大事な人との永遠の別れが すごくこたえているような気がして。

昔の歌で、「木根川橋」という彼の青春時代の歌に、最後に先生が登場するんですが、

その先生は、自分の教え子に「さだまさし」がいることに、とてもよろこんでいてくれたそうです。

地元のコンサートには、必ず見にきてくれたそうです。

その先生が、他界されたのだそうです。

彼はぽつりと言いました。

「ホントによろこんでくれていた先生の為に、「木根川橋」を毎回歌えばよかったな・・」

そういって、歌った彼の歌には、後悔の念が隠せませんでした。

「とこしへ」のアルバムに入っている中からは。

東京-長崎間を走っていた、今年廃止になった「寝台特急さくら号」を歌った 「さよならさくら」

自分の情熱に素直になれずに、都会に出るために、心を捨てたことを悔いる レトロな愛の歌 「冬物語」

「会いたい」というひとことが手紙でほしいという 「手紙」

嘘と本当のはざまで 溺れたい、溺れない 「女優」

豊かな時代なのに、いろんなことに気づかない 「MOTTAINAI」

どれも、これも、何か悔いが残る心の叫びは、

時代に媚びることなく、

彼らしく、

時には、彼のヴァイオリンとなって、

時には、パーカッションのヴィブラホンとなって、

時には、ピアノのアレンジとなって、

時には、ハーモニーとなって、

その格調高い表現力は、

四階席まで響き渡り、

まるで、ヴィンテージのようで・・・

そして

昔の曲もいっぱいありましたよ。

「セロ弾きのゴーシュ」や「案山子」「秋桜」「精霊流し」「親父の一番長い日」

「長崎小夜曲」「風に立つライオン」「天然色の化石」

それから「北の国から」

そして・・・なんだったっけ・・・

アルバム「とこしへ」は、

どれもこれも、眉をひそめて聴きたくなります。

これを聴いたら、無口になります。

やはり、本来のさださんは、シリアス系です。

アコースティックな弦の音が、心をひりひりと刺激するのです。

そして、謙虚になっている自分に気がつきます。

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でも、やっぱり おもしろい まっさんも さだまさしなのです。

歌手なのに、「噺歌集」という、ステージトークだけのCDが出ています。

わたしは、これが欲しくてたまりませ~ん。

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