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2006年6月

ロバのシルベスターとまほうのこいし

Dvc00002_23 ウィリアム・スタイグ 作

せた ていじ 訳

「石」にとりつかれているようです。

不思議な「石」のお話です。

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ロバのシルベスターの楽しみは、かわった形や色の小石を集めることでした。

ある夏休みの雨の日、シルベスターは奇妙な小石をみつけました。

燃えるように赤く光っていて、ビー玉のようにまん丸でした。

この小石をさわって 「雨がやんでくれたらなあ」というと、ぴたっと雨がやみました。

この石に魔法の力があると悟った シルベスターは

まず何をねがおうか とあれこれ考えながら いちご山を越えていくと、

むこうから おなかをすかせたライオンが現れます。

あまりにも あわてふためいた シルベスターは、

「ぼくは○○になりたい」と願って ○○になってしまいました。

そのために、シルベスターは二度と小石をさわることもできず、

おとうさん、おかあさんにも会えず、

じっと、そこにいなければなりませんでした。

誰に気づかれることもなく。

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さて、○○をあてて下さい。

という謎解きではありませんので、

続きです。

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ロバのシルベスターは、あんまり あわてて 

「岩」になりたいといってしまったのです。

もとの自分に戻るチャンスは、ただひとつ。

誰かが あの赤い小石をみつけて、

岩よ、ロバになれ!

と願ってくれることです。

そんなことって あるでしょうか・・・

星が降るほどの夜になって

岩になったシルベスターは寝るよりほかにありません。

一方、家では、とうさんかあさんが、

よっぴて眠らずに、待っていました。

心配で心配で・・・

ふたりとも、かわいいむすこなしでは いられません。

近所にきいても、ともだちにきいても、警察にも

手がかりはありません。

村中の、犬という犬が いたるところを捜しましたが、

あの岩を 誰が シルベスターだと わかりましょうか。

もう、とうさんかあさんにできることは何もなくなり、

つらくて、暮らすはりあいも なくなります。

月日が流れて、やりきれないシルベスターは

いっそ岩になりきろうと思って、

眠って過ごすようになります。

秋がきて、木の葉が錦になり、

風がふきすさび 雪が降りました。

やがて、木々に若葉が萌え 花が明るく咲きました。

ある日、シルベスターの両親は

ピクニックに出かけます。

「かわいいシルベスターがいなくても、

気をとりなおして 楽しく暮らそう」 と。

そして、おくさんが あの岩に腰掛けました。

おかあさんのあたたかさで目を覚ましたシルベスターは

「ぼくだよ!ここにいるよ!」

と叫びたかったでしょう。

でも、岩ですから。

ものいわぬ岩ですから。

そして、おくさんがお弁当を並べているあいだ、

だんなさんは 散歩をして、

あの赤い小石をみつけます。

「変わった石だ。シルベスターが見たら、喜ぶだろうに。」

そういって、石を岩の上に置きました。

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ここまでくると、

あとひといき。

そうです。

シルベスターが「もとの僕になりたい。ホントの僕になりたい!」

って願えばいいのですから。

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そして、魔法の小石は 鉄の金庫にしまわれました。

今のところ、のぞむことがありませんでした。

みんなの望みが すっかり 足りたのですから。

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「ダヴィンチ・コード」

本が先か、映画が先か・・・

わたしの場合、映画が先になってしまいましたが、

映画を観た帰りには、本を買っていました。

それで、ひとことでいえば、わたしの興味のあることは、本にあったということです。

といっても、まだ、全部読めていないのですがね。

死者が暗号を残し、

それから、謎解きが始まる。

フィボナッチ数列、アナグラム、

百合のモチーフのついた金の鍵、

五芒星、

5弁の薔薇がついた筒、

キーストーン、

聖杯。

わたしが 感心するのは、

レオナルド・ダ・ヴィンチという人が、

どんなに 遊び心のある人だったんだろうか ということ。

芸術の数値化、科学と宗教。

現実には、相反するものが、彼を通して ひとつになる不思議。

映画は、ちょっと怖かったけど、

トム・ハンクスの相変わらずの声としゃべり方、

オドレイ・トトの顔がいつまでも脳裏に残ります。

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まどさんの詩 「つけもののおもし」

つけもののおもしは

あれは なに してるんだ

あそんでるようで

はたらいてるようで

おこってるようで

わらってるようで

すわってるようで

ねころんでるようで

ねぼけてるようで

りきんでるようで

こっちむきのようで

あっちむきのようで

おじいのようで

おばあのようで

つけものの おもしは

あれは なんだ

                          まど みちお

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わたしは この詩が好きです。

ただの石なのに

ちゃんと つけもののおもし という名前をもらって、

そこに ただあるだけで何にもしていないようなのに、

ちゃんと おもし という仕事をしている。

ある人が見たら、何にもしてないじゃないか て思うかもしれないし、

ある人が見たら、随分がんばってるじゃないか て思うかもしれない。

そんな ただの石 を見て、

まどさんは こんなに いろんな事を感じるのですね。

そして、世の中には、ひとつも無駄なものはないんだよ

どんなものでも ちゃんと役割を果たしているんだよ

そこにあるだけでいいんだよ

といっているような

まどさんのメッセージは とても あたたかいです。

 

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1周年

6月6日で、1年を向かえました。

ここまで、お付き合いいただいて、ありがとうございます。

あることが、きっかけで、書き始めたブログ。

それまで、インターネットの世界とは、無縁でした。

4,5年前に、派遣社員として社会復帰するまでは、

パソコンさえも、遠い存在だったのに。

日々の忙しさに、それまで夢中になっていたこともほっぽり出して、

とにかく 社会の波についていこうと必死でした。

そんな中、日記をつけるみたいに気楽にやればいい、

「習うより慣れよ」ですよ、とアドバイスを受けて、

折しも、家の庭の「もっこうバラ」が満開を終えた頃・・・

こんなにほったらかしているのに、時期が来たらちゃーんと花を咲かせる庭の花たちや、愛犬のことを中心に書いてみようかな・・と思いました。

「とあるまちの小さな庭から」 発信しようと。

サブタイトルは、「ターシャ・テューダーに憧れて」

もう、十年近くになるのでしょうか、第一次ガーデニングブームから。

その頃、自分の考えの通りに生きているターシャさんのことを知って、

わたしにはない強さに憧れていたので、

それ程 考えもなく さっとつけた サブタイトルでした。

もし、このタイトルを辿って、このブログに迷いこんだ方には、

ちょっと的はずれだったりしたかもしれませんが、

それでも、また思い出して、ターシャさんの好きな 青い「わすれな草」を種から植え、

ここに遊びにきてくれた方たちと、励まし合って育て、成長を喜びあったりしました。

好きな「絵本」をとりあげて、子育て談義になってしまったり、

わたしがそれ程考えもせずに ぽいっとかいたことから、

様々な方向に展開していき、逆に 

わたしがいいたかったのはホントはこういうことなのかぁ 

と教えてもらったり。

一番 笑えたのは、わたしが 「ワイルドストロベリー」だと思いこんで、

せっせと世話をしてきたのが、実は「へびいちご」だったこと。

随分おっちょこちょいなわたしを 象徴する出来事でした。

「わすれな草」が咲く頃には、自分のために本に綴って、

一旦 区切りをつけようと思っていたのですが、

実現できないままに、今 レモンバームがまた 勢いづいて、

2周目に入っています。

今まで支えてくださった皆様に、本当に感謝しています。

心から ありがとうございます。

こんな調子で、たいして新しい考えもなく、

わたしのブログは どんな方向へ向かうのでしょうか。

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我が家の名も無き花たちと・・・

春の球根などを整理しました。

それから、雑草をひっこぬいて・・・

おっと、これ、かわいいから、残しとこっ。

だって、今は 他に花が何もないんです。

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そして、のどかに、足をぺろぺろ。

静かな休日の昼前です。

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「デイジー」

ゴールデンウィーク最終日に「海猿」を観た後、

今度は、「ダヴィンチ・コード」を観ようね。

と約束して、今日。

彼女 Cちゃんは、高校からの友人で、結婚も、第1子を産んだのも、同じ頃。

だから、おしゃべりは、果てしなくノンストップ (映画を観る時以外は)

「デイジー」もせつなくていいらしいよ・・・

じゃあ、そうしようか。

本を読んでいないわたし達は

謎解きよりも、あっさりと甘い方へ流れていきました。

デイジーの花がふんだんに出てきます。

花にまつわるラブストーリーっていいなぁ・・・

なぜか ラブストーリーばかり観てしまう、私たちです。

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バレリーナあれこれ

球根までも綺麗だったバレリーナ。

花持ちもよく、朝に、昼に、夕に、いろんな表情をみせてくれました。

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チューリップの球根

連休中 楽しませてくれたチューリップですが、

雨が降る前に・・・と

ほりあげました。

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左の画像が、紫がかった名もなきチューリップ。

結構、子だくさん。

真ん中が、オレンジ色のバレリーナ。

球根でさえもも、つやがあって、綺麗。

右が、淡いピンクのアンジェリカ。

これは、連休中に家庭訪問の時に、活躍してくれましたが、

少しばかり精魂使いすぎた模様・・・

(cf. 4/30、5/1)

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ワイルドストロベリーの実です!

Dvc00005_7 Dvc00006_4 こちらの花びらは、5枚。

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JAZZ♪

たまには、ジャズでも聴きたいなっと思って、

レンタルでたまたま目についた ビル・エバンス のピアノジャズを借りました。

聴いてみたら、繊細な音色がとても心地よく、気に入りました。

気をよくして、もっと借りようと思っていたら、

テナーサックスの スタン・ゲッツ との共演のがあって、借りてみました。

すごくよかった。

特に「グランファーザーズワルツ」という曲は、

メロディがステキで、ちょっと「冬のソナタ」に出てきそうな、

「ロングバケーション」の ”Close to you”みたいな、

甘くせつない感じが、とても心地良いです。

コルトレーンやマイルスデイビスのような、悶々としたものではなく、

もっとカジュアルに聴ける感じです。

テナーサックスのハスキーな音色も軽やかで、

ちょっと、はまりそうです。

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