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かわせみのマルタン

Dscn0798_1  リダ ぶん

ロジャンコフスキー え

いしいももこ・おおむらゆりこ やく

カストールおじさんの動物物語(全3冊)より

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・・・・青いいなびかりのようなものがひらめいたので、わたしは目をあげました。

そして、わたしはおどろきました。かわせみが、このとき、はじめてわたしの王国にはいりこんできたのでした。

空よりも青く、絹よりもつややかな、この小鳥が、どこからやってきたのか、いまでも、わたしにはわかりません。

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この話は、カワセミのマルタンが、美しい渓流をつりばにやってくるところから、やがて妻のマルチーヌを連れてきて、巣をつくり、子を産んでえさを運び、そしてマルタンが死に、追うようにマルチーヌが死に、そして また新しいカワセミがやってくる という物語です。

それ以上のストーリーはありません。

それなのに、まわりの自然や動物たちと、めぐる季節の中で、こんなに美しく描かれた本もないのでは と思うくらいです。

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・・・

「セイクス、セイクス!」

ある朝、マルタンが小川の土手によこたわっているのを見つけました。マルタンはもう動きません。

・・・

2,3日して、わたしは、また、あのかなしい声をききました。

「セイクス、セイクス!」

・・・

一羽が死ねば、あとの一羽は生きて行かれないというほど、かわせみたちの愛情は、深く強いのです。残った一羽は、ただひとりきりになり、とぶことも、たべることもしないで、とうとう、その心臓は、止まってしまうのです。

・・・

すると、とつぜん、フルルル、フルルル!

いなびかりのように、青いつばさの二羽の小鳥が、水とすれすれに、橋の下をくぐってとんでいって、枝の上にとまりました。

マルタンとマルチーヌの子供達が生まれ故郷にかえってきたのでしょうか?

・・・

きょうは、何もかもが、青く澄んでいます。

空も、水も。

そして、4つのつばさは、青空よりもこい青です。

そして、水は、歌いながら、流れていきます。

orengeさんのブログで、カワセミを見せてもらいました。

この本を読んで以来、本物のカワセミを見たくて見たくてたまらなかったのですが、本当にサファイヤのように光る羽なんですねぇ。

~しだの葉の上に、小さなはねが、サファイヤのように光っています。かわせみさん!あなた、宝石を落としましたよ!~

訳がまたすばらしいです。

そして、こんなにすばらしい本がどうして絶版になったのでしょう。

いろんな人たちの働きかけで、1992年に福音館の復刻版として出版されましたが、今はどうなっているのでしょうか。

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コメント

こんにちは♪
カワセミのステキの物語があるんですネ
読んで、眺めてみたい本ですね。
青いいなびかりのような・・・
青空よりもこい青・・・
ほんとにカワセミのブルーは目を惹き、まぶたに残る色です。
去年何度か、ブルーのいなびかりを見てから気になってしかたありませんでした。
カメラ初心者の私が写真に収めるのは無理と思っていたのですが、ラッキーなこともあるんですネ♪
お腹はオレンジ色で、また綺麗です(^o^)丿
宝石のかけらでも捜しに行こうかなぁ~

投稿: orenge | 2007年2月28日 (水) 11:05

orengeさんが、本当にうらやましいです。
カワセミを生で見られるなんて!
青いいなびかりのようだというくらいだから、飛び方もとてもシャープなんでしょうね。
普通なら、濃いブルーとオレンジの組み合わせって思いつかないけど・・・
あ~、見てみたい!!!
水面にくちばしを入れて餌を食べてるカワセミ。
つがいで並んで1本の矢のようになって飛んでいるカワセミ。
水面近くの枝にとまって、その枝がしなる様子!
うぅ~!!!!!

投稿: noel | 2007年2月28日 (水) 19:27

noelさん、こんばんわ
 いつの頃からか野鳥見るのが好きになってしまい家の近くにいるシジュウカラやノビタキ、ハクセキレイやメジロなどを眺めています。

 カワセミは動物園でなら見たことあるのですが、野生のものはお目にかかれません。写真で見ると本当にきれいなので是非一度本物の野生のカワセミを見てみたいです。

 ちなみにカワセミはフランス語でMartin Pechuerマルタン・ぺシュール。釣りをするツバメです。

投稿: ぴぐもん | 2007年3月 1日 (木) 22:11

ぴぐもんさん、この本を読むと、本当にカワセミが見たくて見たくてたまらなくなります。
わたしは、鳥の事はあんまり詳しくないんですが、時々空を見上げると、Vの字になって飛んでいる渡り鳥に、思わず そのきれいな並び方に感心してしまう事があります。
庭には、メジロがよくやってきますが、あとは、もうすぐ ウグイスが鳴くはずなんですが・・・

マルタン・ぺシュール すてきな名前ですね。

ちなみに、この動物物語を編集した、ペール・カストールは、フランスの卓越した教育者であり編集者なのだそうです。
亡くなった今も「ペール・カストールの画帖(アルバム)」は制作されているとのことです。

投稿: noel | 2007年3月 2日 (金) 01:01

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