5日目 ローマ3日目 リストランテでフルコース!
午前中 降った雨も、午後からは上がった。
スペイン広場あたりで、解散し、
トレビの泉で、「もう一度 ローマに来られますように!」と後ろ向きにコインを投げ、ショッピングを楽しんだ。
そして、最後くらいは リストランテでフルコースを食べたい ということになった。
バルベリーニ広場の近く、歩きながら目につけていた 総ガラスのお店。
道に張り出す形で、何軒か並んでいる。
すると、目の青いカメリエーレ(ウェイター)が、その身も軽やかに 近づいてきた。
「ジャパニーズ?」
日本語のメニューもあるよっていうわけです。
ガイドブックによれば、日本人にはとても量が多いので、1つを2人で分けます といえば、ちゃんとはじめから お皿を2つにわけて出してくれます とある。
それで、ガイドブックにかいてある通りにイタリア語で言ってみた。
(ファッチャーモ・ア・メッツォ)
すると、「・・・・・・・ウォーター・・・・・・?」
とちんぷんかんな答えが返ってきた。
それで、「イエス、ノンガス」と適当に答えた。
初めに赤ワインと水を注文した後、行き詰まってしまった。
とにかく、1人前を半分に分けたかったのである。
さっきのカメリエーレは、飲み物を出した後、他のテーブルを回っている。
それで、今度は、岡田真澄を若くしたようなカメリエーレに、言ってみた。
「ワン フォー トゥー OK?」
そしたら、笑顔で、簡単に快諾してくれた。
「オー、ワン トゥギャザー!」
通じた!
それで、私たちは、前菜から生ハムとメロン、第1の皿からスパゲティ、 第2の皿からステーキ、付け合わせ野菜と、デザートからティラミスを選んだ。
良かった良かったと胸をなで下ろしていたら、まず、前菜がきた。
その時、岡田真澄似のカメリエーレがさわやかに言った。
「Enjoy!」 (さあ、楽しんで!)
お皿に大きなメロンが3つ。
この数から言って、2皿分ということはあるまい、ちゃんと通じた と思った。
それにしても、大きなメロン半分を3等分した感じ。
メロンが甘くて、生ハムの塩気と一緒に 口の中でとろける。
それにしても、これが1人前・・・?
次にスパゲティが2皿に分けて運ばれた。
麺は太め。味はいい。
そして、次の牛肉のステーキがきた時、急に不安になった。
お皿には、ジャイアントババのはく わらじ ほどもあるでっかいお肉が乗っている。
これで一人前はどう考えても大きすぎる。
舌鼓をうちながらも、これが一人前なのか、二人前なのか 考え考え 食べた。
でも、こんなにおいしいワインと雰囲気のあるリストランテ。
もう、そんなことは どうでもよくなった。
他をきりつめてきたんだから、ここではパァーッと行こう!
もう、二人前だって 食べてやる!!!
そう思って、最後のティラミスがやってきた。
黄色のお皿にのっている。
一番最初にきた青い目のカメリエーレが、腰をかがめ、そのティラミスを指でさしながら、
「・・・・・・・・ボルケーノ!・・・・」
「・・・・・・フジヤマ・・・・」
このティラミスは「イタリアのナントカ火山を形取っていて、日本でいうなら富士山だね!」
とでも いったようだった。わたしの想像力によると。
その人は、フジヤマのヤにアクセントを置き、その言葉を発する時、実に楽しげにチャーミングな目で語る。
思わず、こちらも笑ってしまう。
それで、カプチーノとエスプレッソを注文し、これまたとろけるようなティラミスを食べ、フルコースが終わった。
イタリア最後の夜に、こんな楽しいディナーにありつけるとは・・・
そして、お勘定。
回りをキョロキョロと見て、見よう見まねで、勘定する。
伝票には、一人前の値段がついていた。
やっぱり、通じてたんだ! (それでも 日本ならフルコース二人前の値段なんだけど)
サービス料もちゃんと含まれていたので、わたしの苦手なチップの心配もいらなかった。
わたしは、この チップ というもの、どうも スマートにできなくて 困る。
よかった。
帰るとき、青い目のカメリエーレが話しかけてきた。
「トウキョウ?オオサカ?ナゴヤ?・・・・」
知っている日本語をすべて並べようとしている。
わたしはすかさず言った。「ニア キョウト!」
すると、満足そうに知ってる知ってるとばかりに相づちを打って、
「・・・・・・・フジヤマ」(富士山の近くだね~)
・・・・・?
彼はフジヤマが大好きなようだった。
そして、最後に一番若い いけ面カメリエーレが「イタリアは初めて?」 ときいてきたので、そうだ といったら、握手の手をさしのべてきて、私たち二人は、彼と握手して、気持ちよく店を出た。
「グラッツェ!」
楽しかった~
おいしかった~
それにしても、彼らは、わたしたちを いくつだと思ってたんだろうなぁ。。。
何だか、子供扱いのように、親切にしてもらったけど・・・
そして、回りの人たちを見て思った。
私たちのように 律儀にフルコースで注文している人はいなかったのだ。
気軽にワインを飲みながら、食べたいものを自由に注文しているようだった。
それでいいんだ!
そして、何も一人 一人前を取らなきゃという 律儀な考えにとらわれることは、初めっからなかったんだ!
ここはイタリア。
楽しむことが 大事!
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コメント
おいしそうで楽しそうなフルコース♪
そして何とか?意思疎通できてよかったですね!
それにしてもnoelさん ほんとに何もかも事細かに覚えてられて感心・・・・
私なんか もしかしたらnoelさんの三分の一も毎日の出来事を記憶していないかもしれない・・・
ましてや数週間前の出来事になると・・・
ブログ読んでるだけで その場の様子が目に見えるようです。それにしてもラテン系の人たちはDNAから明るさを盛り込まれてる感じだよねー(^o^)/
投稿: Rosy | 2007年5月24日 (木) 12:11
胃袋も大満足の旅でしたね^0^
そして、 イタリアの人たちの
のびのびとした雰囲気がいいですね~。
日本人の年齢はどうもわかりにくいみたい。。
大学生の時、ロンドンのダブルデッカーで
パパとママはどこ?って訊かれたり(*_*;
数年前は、アメリカでTEENAGERに見えるとか
言われて、笑うしかなかったです-0-
投稿: akkochan | 2007年5月24日 (木) 18:11
Rosyさん、今日の新聞に記事に、主要7カ国の自殺率が載っていました。
日本が2位、イタリアは最下位の7位でした。
すごく うなづけました。
向こうにいると、本当に楽しくなります。
そして、人と意志疎通できたら、もっと楽しくなります。
それにしても、このひどい英語力・・・
でも、向こうも、ひどい英語力なので、単語だけの方がよく通じるんですよ。
要するに、相手に対する興味と伝えたいことがはっきりとありさえすれば ネ。
投稿: noel | 2007年5月24日 (木) 22:51
akkochan、どうも、日本人というのは、若くみられるというより、子供っぽくみられるのかしら。
両替してもらったところのおじさんに、「ベッラ ベッラ」っていわれて、「?」ていう顔してたら、「kawaii」っていわれました。
まあ、わたしのことではないと思うけど・・・!
ちなみに、このお店で、名刺まで頂いちゃったんですが、そのお店の名が「CIAO VELLA」でした。
英語で言ったら、「Hello Pretty」でしょうか。
投稿: noel | 2007年5月24日 (木) 23:00
楽しい旅で良かったですね^0^
本当にnoelさんは小説を読ませてもらっているような文章で楽しくどんどん読者を引き込んで行く力を
持ってられますね♪
羨ましい!!
しばらくパソコンから遠のいていたので、
4回分程まとめて読ませてもらったら
読み応えがありました。
トレビの泉、スペイン広場など懐かしく思い出しています。
実に会話は心でするものですね。
伝えたい気持ちがあれば、単語だけでも
十分伝わりますよね♪
日本人は若く見られます。
私は21才の時にホームステイに行ったのに
15才位にしか見られず、良いこともあり
困ったこともありました。
noelさんこれを機にイタリア語もマスターされたら
いかがですか?!
良い出会いかもしれませんよ。
投稿: | 2007年5月25日 (金) 21:55
かっぱさん、そうですね。
最近、イタリア関連の事がやけに目に入ってくるようになりました。
この旅は、なかなかチャンスがないだろう母娘の二人旅だったので、余計に思い出を忘れたくなくて、忘れないうちに と急いで文章にしました。
かいてるうちに、思い出もよみがえり、2度楽しんだ感じです!
イタリア語にも 大いに興味を持ちました!
・・かじってみようかな・・・
投稿: noel | 2007年5月26日 (土) 07:48
Rosyさんのおっしゃるとおりすごい記憶力・・
メモをとってたのですか?イタリアでは英語はあまり通じないんですね。妹がスペインに行った時も全く英語通じなくて空港くらいだったって行ってました。空港で英語のアナウンスがあるとほっとしたって・・幼く見られるのは一緒ですね。私は30のときハワイの動物園で小学生料金でした。レストランでビールを注文したらパスポート提示を要求されました。全くセクシーさがないんでしょうね。外国の女の人に比べたら。今は年相応に見られるかな?セクシーさはないけど老けましたから・・笑
投稿: lovelose | 2007年5月26日 (土) 16:01
loveroseさん、忘れないように、急いでかいたので、まだ覚えていられる範疇ですが、もう一月もすれば、あやふやになってきて、ぼやけてくるでしょうね。
今は、パソコンやブログなんていう便利なものがあって助かります。
ここのワインを頼んだときは、普通だったのですが、別のお店でビールを頼んだ時、パスポートの提示は要求されなったけど、「おやまあ!?」 っていう顔をされました。
昼間からビールだからかなって思ってたけど、やっと今わけがわかりました。
投稿: noel | 2007年5月26日 (土) 19:21
ごちそうさまでした。読んでいるだけでお腹がいっぱいになりそうです。話には聞いていたけど、イタリア人ってほんとうによく食べるんですね。日本人は前菜のパスタだけでお腹がいっぱいになっちゃうというのもホントなのかも。
しかもウェイターが岡田眞澄似だなんてサイコー!羨ましい(笑)旅の醍醐味はなんといっても現地の人達とのふれあいですよね。素敵な人達と沢山出会えてnoelさんの今回の旅はとっても有意義な旅だったんじゃないでしょうか。
イタリア語是非挑戦してみてください。
投稿: ぴぐもん | 2007年5月26日 (土) 21:52
ぴぐもんさん、イタリアの人ってそんなに太ってないのに、何であんなに大きいのかって思います。
マクドナルドに入った時は、ハンバーガーは日本のと ほぼ同じだったけど、コーラを頼んだら500mlサイズ(ワンサイズみたい)。大きい~!
大きくてよかったものは、ホテルのバスタオル。
なにしろ 家では乾かないし場所とるしで、バスタオル禁止にしているもので、余計に、大判のバスタオルはうれしかったです!
そして、現地の人とのナントカ成立した会話も、すごくおもしろかったし、しゃべる事ってあたたかいなぁと思いました。
イタリア語 少しごつごつしてるけど、すごーくシンプルな気がします。
グラッツェ、ボンジョルノ、チャオ、ベッラ、コッレ・・・マンマ・ミーア!
投稿: noel | 2007年5月27日 (日) 17:37
イタリア語、まったく知らないのですが、やはり旅行に行かれるとあいさつや便利な表現などは自然と口に出てくるんだなあ~と。
フルコース、本当に量が多いのですね、驚きました。でも、感じがよくて楽しめて、本当によかったですね。
こういう旅行記を読むといいなと思いつつ、なかなか旅行には縁がないです。
テレビの風景紹介よりも、こうした記事を読むほうはやはり楽しいです♪
投稿: kmy | 2007年5月27日 (日) 21:38
kmyさん、楽しんでもらえて うれしいです♪
イタリア語は、カタカナ読みにできる発音なので、案外 とっつきやすいかも と思いました。
そして、フルコースは本当に量が多くて びっくりです。少食の人だったら、1人前を3人で分けても充分なくらい・・・
体験して初めて実感できました!
ありがとう の「グラッツェ」は毎日言いましたが、さようなら の 「アッリヴェデルチ」 は いいませんでした。
何でもかんでも「グラッツェ」で済ませていました。
「ありがとう」は 言う方も、言われる方も 気持ちいいですね。
投稿: noel | 2007年5月28日 (月) 00:44