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ハンネリおじさん

秋の花がいっぱい咲き乱れる絵本を紹介します。

でも、とてもとても哀しいお話です。

主人公のうさぎのこどもミトは、冬支度の始まる前に、耳と足がかたっぽしかなく、目が見えないおじいさんうさぎに、アカマンゾウの根っことコケモモを摘んで持っていきます。

いつもそういうおつかいをするのです。

今日は、行くと おじいさんがすっかり部屋を片づけて 旅の準備をしていました。

どこへ行くのか尋ねると、天の方を指さして、遠いところへ行くのだといいます。

ミトはおじいさんが遠いところへ旅だつ前に、どうして耳や足や目がそんなふうになったのか、ずーっと疑問に思っていたことを聞きました。

おじいさんは、昔 わなに片耳がひっかかった赤ちゃんうさぎを助けた時にそうなったのだといいました。

ミトは何としても、そのうさぎをさがして、おじいさんに「ありがとう」とお礼を言わせなくては・・と思います。

それで、そのうさぎをさがすことにしました。

きっと、そのうさぎは耳に傷跡が残っているに違いないと思い、うさぎにあうたびに耳をひっぱって、確かめました。

何匹確かめても、一匹もいません。

疲れて池のふちにすわって水を飲もうとした時、澄んだ水面に映った自分の耳のつけねに、赤い傷跡を発見したのです。

しばらく祈るように空を見上げていたら、その時、かすかに立った光の柱を見ました。

誰かがのぼっていくようでした。

ミトは激しく泣きながら、おじいさんの家にかけていくと、もう姿は見えません。

・・・・・

「ありがとう、ありがとう、ハンネリおじさん、あなたがたすけてくれたのは、ぼくだったのです。」

ミトはいつまでも泣き続けました。

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この本は、下の娘が幼稚園の頃、自分でいっきに読んで、泣いた本です。

きっと、「死」ということを 何となく意識した初めの本だったのでしょう。

内容をよく読まずに、ただ 秋の草花の挿絵があまりにも綺麗で、買いました。

「ころぼっくるの家」という絵本屋さんで、たまたま その挿絵の作者 鈴木靖将さんが、 買った絵本に似顔絵を描いてくれるというので、思わず選んだ絵本が これだったのです。

前回 紹介したお肉屋さん「松喜屋」の正面に大きな絵が飾ってあります。

その絵は鈴木 靖将さんの作です。

そして、この絵本の中にたくさん出てくる草花は、

ミヤマオダマキ、コケモモ、風露草、撫子、ツリガネソウ、オミナエシ、吾亦紅・・・

秋の草花です。

その頃、幼稚園生だった娘も高校生。

久しぶりにこの絵本を見て、ぼそっと言い残しました。

「おじいさんが死んだって、わからはったんやな。」

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コメント

単純なお話ほど、心に残るものですね。
そして高校生になった娘さんのことばも単純で含蓄が深い・・・?

綺麗な絵本、一度手にとってみたいです。(^o^)/

投稿: Rosy | 2007年10月28日 (日) 23:43

Rosyさん、この本に出てくる秋の草花が、とてもすてきな絵本なんですが、それとはうらはらに、この本の内容は、小さな子供には とてもずっしりと重いものがあったと思います。
そういう本を小さな子供に与えてよかったのか悪かったのか、しばらく考えこんでしまった事もありましたよ。
でも、今 あまりにも「命」を軽く考える人が多い事を思うと、よかったのかな~
一度 手にとって読んでみてほしいです。

投稿: noel | 2007年10月29日 (月) 00:14

なんだかポロッとくるお話ですね。

投稿: ゆみぺん | 2007年11月 1日 (木) 00:25

ゆみぺんさん、この本、特に小さい子にすごくこたえる本みたいです。
一度読んでみて下さいね!
わたしも、小さい時に戻って読みたいわ。
きっと涙涙涙・・・

投稿: noel | 2007年11月 1日 (木) 19:17

含蓄のある絵本ですね。
自分のことほど解らない!
気付いた時にはおじいさんが亡くなっていた。
最近これと同じ体験をしたので
ドキッとしました。
秋の草花もきれいなんですね^0^
私も本屋さんで探してみます。
noelさん ありがとう♪

投稿: かっぱ | 2007年11月 1日 (木) 19:42

noelさん、ご無沙汰しています。やっとこられました(笑)

かっぱさんのコメントの「自分のことほどわからない」という言葉に思わずうなってしまいました。これは当然ミトに悪気があったわけでもないわけで、それでも自分でない誰かの人生に大きなダメージを与えてしまった。

真実を知ったミトはショックだったでしょうね。ただ、ここまでいかなくても誰もが誰かに知らず知らずのうちにダメージを与えているのでしょうね。ミトに対して恨みを言うでなく、助けた恩を押し付けるでなく黙っていてくれたおじいさんの懐の大きさ、愛情を感じます。


投稿: ぴぐもん | 2007年11月 2日 (金) 20:42

今日は、たのしかったです!
ありがとうございます☆
この場をお借りして、、
ゆみぺんさん、、ありがとうございます!
今夜は、すっきり ゆっくり 寝れそうですzzz

投稿: 茶ちゃ菓子 | 2007年11月 3日 (土) 00:49

かっぱさん、わたしは 秋の草花につられて、この本を買ったのですが、じーんとくる本です。
はからずも、小さい時にこの本を読んでしまったプリ子は、一時 とても「死」を怖がった時期がありました。
よかったのか、悪かったのか・・・
一度読んでみて下さい。

投稿: noel | 2007年11月 3日 (土) 11:47

ぴぐもんさん、ごめんなさいね。
こんな、おっちょこちょいなわたしですが、これからもよろしくです。
でも、さすが ぴぐもんさん、謎解き 見事に成功です!!!

ミトの「気づき」は、ハンネリおじさんに対する罪の意識と感謝が、とても純粋で美しく感じられるから、涙がでるのでしょうね。
それと同時に、恨みたくもなる相手を受け入れて天に昇っていったハンネリおじさんの「許し」が、大きくてあたたかいから、また涙がでるのでしょうね。

涙。

投稿: noel | 2007年11月 3日 (土) 11:57

茶ちゃ菓子さん、今度は、着物を着てお菓子をいただきに行きましょう!
わたしも、久しぶりに、なごみました。

それと、キーワードは「許し」☆
すてきな大人になっていきましょうね!

投稿: noel | 2007年11月 3日 (土) 12:01

ひとつ「許す」ことができれば
自分の殻も一つ破れるのかもしれませんね。

私も場をお借りして・・・、
金曜の夜は楽しかったです♪
茶ちゃ菓子さん、
わたしも色々また自分を見ることができました。
ありがとう!

着物でお菓子!楽しみにしてます♪

投稿: ゆみぺん | 2007年11月 4日 (日) 18:02

ゆみぺんさんとしゃべっていて、プリ子の気持ちがとてもよくわかったような気がします。
ありがとう!
年代の違う人たちとのおしゃべりは、それこそ、「気づき」があり、新鮮です!

着物でお菓子♪ 楽しみですね~♪

投稿: noel | 2007年11月 4日 (日) 21:29

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