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2010年10月

2010年10月29日 (金)

小津安二郎の映画

前から観たいと思っていた映画作品に、

小津安二郎のものがあった。

いろんなところで、その評判を知った。

ある時は、「与勇輝」という人形作家の人形展で、

『東京物語』をテーマにした人形を観た。

ある時は、雑誌の中のコラムで、

小津さんの作品は、フェルメールの絵に共通するものがある

と、興味深いコメントを見た。

どちらも、日常生活の一部を切り取ったモチーフを作品にしていて、

それが、とても暖かいというものだった。

今回、両親が知人に薦められて観たというものが、

『彼岸花』と『秋刀魚の味』で、わたしも、観てみた。

それはそれは古い映画で、昭和そのものの象徴だった。

テーマも、娘を嫁がせるという、古臭いテーマ。

退屈なストーリー。

なのに、その後、

わたしは、続けて

『お茶漬けの味』と『東京物語』

と、手当たり次第に観ている。

やはり、テーマは、家族だったり、結婚だったり。

大家族制から核家族へと変わっていく、希望や 切なさを

しみじみと映し出している。

登場人物の男性は、

ほとんど、

「そうか。」

「そうだね。」

「そうかい。」

しか言わない。

でも、若かりし頃の岩下志摩が、ひたすらアイロンをかけていたり(『秋刀魚の味』)

山本富士子のやや早口にしゃべる京都弁や、

その母親役の浪速千栄子が、

大口あけてしゃべるしゃべる。(『彼岸花』)

暮らし向きはいいのに、お見合い結婚した相手に、

陰で「どんかんさん」とか言って、

不満を持っている木暮三千代が、

お茶漬けをきっかけに、旦那さんと和解する(『お茶漬けの味』)

どれも、みんな女の人がよくしゃべる。

そして、まるで、絵本作家のディックブルーナがかいた「小さなうさこちゃん」みたいに、

私たちが見ている画面に真正面向いて しゃべっている。

男の人は、ほとんど 相槌だけで、

女の人が、本当によくしゃべる。

「あのさ」

「なにさ」

「それでさ」

「それで」

「だからさ」

「そうしてさ」

「あのねぇ、それでねぇ、だからねぇ、そうしてねぇ」

ていってたかどうかは、定かではないけど、

そんな調子で、テンポよく、会話がどんどん進んでいく。

ちゃんと、こちらをまっすぐに見てしゃべっているのが、

とても心地よく、あたたかい気持になる。

『東京物語』の原節子なんか、

とても存在感があって、品がいい。

そんな、小津作品、

登場人物 特に原節子が、きちんと挨拶しているのが、

普通であるのに、とても新鮮で美しく思える。

『東京物語』では、

笠智衆や、その妻役の東山千栄子が、

「ありがと」

と尾道弁で、「が」にアクセントをつけて

何度も何度も繰り返し言うのが印象的。

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2010年10月23日 (土)

秋明菊さらに

秋明菊さらに

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2010年10月19日 (火)

今日の秋明菊

今日の秋明菊
今日は十輪以上咲きました。
昼間はまだ暑いですね。
いつまで咲き続けてくれるのかなぁ。

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2010年10月17日 (日)

一輪二輪

一輪二輪
一輪二輪
やっと秋明菊が一輪二輪咲いてきました。
嬉しい〜

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2010年10月 7日 (木)

秋明菊の蕾

秋明菊の蕾
去年、善峰寺に行った時、秋明菊が綺麗だったので、うちにも植えたら、蕾をいっぱいつけています。留守にしている間、蕾は増えていたけど、まだ一つも咲いていません。いつ咲くのかな?

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2010年10月 2日 (土)

まだなり続けています

まだなり続いています

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2010年10月 1日 (金)

「弱り目にたたり目」

「泣き面に蜂」

などといいますが、

最近のわたしは、そんな感じでした。

思わぬ愛犬との別れ、

簡単に思っていた手術なのに、退院延期。。。

結局、二週間毎日 家族に洗濯物を運んでもらい、

年老いた両親も 何度も病院に足を運んでくれました。

いいというのに、退院の日には、

一時間もかけて、80歳の義父が車で迎えにきてくれたり。

一番元気でいなければならない私が、

老親からも心配されて、

本当に、何やってんだか。。。

なんか、立場が逆・・・?

こっそりと退院して、何事もなかったかのように過ごすつもりだったのに、

退院延期は、大きな誤算でした。

けれども、

「瓢箪から駒」

ということも、あったわけで。

どういうわけか、1年前に、二十数年ぶりの再会を果たした

地方に住んでいる友人から、

入院中に招待券が送ってきたのです。

大阪高島屋で安野光雅展があり、

サイン会もあるとの連絡も受けました。

ご主人が、その催しの関係者なのです。

サイン会は、術後5日目なので、無理としても、

なんとか開催中には、行けるのでは・・・との思いもありました。

それが、退院延期。。。

わたしの残念な気持ちを察してか、

事情を知ってしまったその友人は、

なんと、直筆サイン入りの絵本を送ってくれたのです。

○○○○子様 安野光雅  って。

こんなに嬉しい事!!!

201010020836001

安野さんの絵は、

穏やかで、

優しくて、

心をほわっとさせてくれます。

病院でなにげなく見ていたテレビの「はなまるカフェ」で、

ゲストの阿川佐和子さんが、

安野さんをべたぼめしていたのも、何かの縁か、

入院中に、いつもは買ったことがない雑誌「クロワッサン」に

その阿川さんのエッセイが載っていたのも、何かの縁か。

たまたま、その時期に連絡をくれた友人も、

ピンポイントでわたしを励ましてくれた形となって。

「縁」って不思議です。

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