パリの旅!母と娘の奮闘記

2012年9月29日 (土)

パリ! 母娘二人奮闘記 プロローグ

シルバーウィーク。

限られた9日間の休暇で、

下の娘プリ子と、母娘旅行に行ってきました。

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2012年9月21日 (金)

パリ!⑱ アムステルダムからは大阪のおばちゃん風デキ女にシュウカツのアドバイスを受ける

アムステルダムでは、二時間ほどの待ち時間も、あっという間にたち、

関空に向かう大型の飛行機に乗り換える。

さすがに、この機内には、日本人がほとんど。

CAさんも、あいそのいい笑顔をふりまいてくれる日本人が乗っている。

さて、また、三人席の窓側と真ん中に、私たち親子が座る。

飛行機の席は、トイレに行く時のために、通路側がいい ということに気がついた行きの便。

でも、帰りも、それはかなわなかった。

でも、私たちの隣には、わたしくらいの女性が座っていた。

さて、なんだかんだとして席に落ち着いた時、

機内アナウンスが流れた。

でも、わたしは、ちっとも聞いていなかった。

プリ子に言われて、「水が使えないとかなんとか・・・」

わたしが、何にもきいてなかったので、プリ子が怒り気味。

すると、隣の女性が、

「故障で、水が出ないらしい。

飛行機のトイレは水で流すのではないから、

それは大丈夫だけど、

顔や手を洗う時に水が出ないとね。。」

そんな事をアナウンスしていたのだと教えてくれた。

それから、彼女は、せきをきったように話し始めた。

「卒業旅行?」

「いえ、親子旅行です。」

「どうかな~と思ってたけど、お母さんが若くみえるから。。。」

から始まって、(本当にそう思ったらしいよ~)

「よかったわ~。」

彼女も、やはり、隣にすわる人が気になっていたらしい。

「ほら、こんな人やったり、こんな人やったら、いやでしょ。」

身振り手振りで、細かく描写して、しきりに、わたしたち親子でよかった~と言って下さる。

で、彼女は、ツアーで参加したのだけど、手違いで、おつれさんと席が離れ離れになったのだそう。

さっきと違って、この飛行機のフライト時間は、12時間。

それは、やはり、気になるわね。

「わたしは、寝が浅い方だし、何回もトイレに行くし、

遠慮せずに、トイレに行く時は、言ってね」

と、本当に親切で、良かった といわなければならないのは、私たちの方。

さっきのマダムは、わたしより4つ5つ年上かと思ったけれど、

こちらの女性は、わたしより2つ3つ年下かと思われる。

で、卒業旅行? からの続きで、

「親子でこんな風に旅行できるのも、これが最後かと思って。」

というと、

「そしたら、そろそろシュウカツ?」

と目を輝かせる。

プリ子には、一番耳に痛い話である。

でも、こうやって、よその人の口から、きけるシュウカツの話は、

とても良い機会だと思った。

彼女は、システムエンジニアをしていたけど、

今は、違う部署にいて、採用のことにも、関わっているとのこと。

何の会社かは、聞かなかったけれど、大手と思われる。

で、はじめは、やんわりと、

そして、次から次へと、核心部分へうつっていく。

最近の新人さんは、

できないことはできない というけど、

できないことを出来ると言って、それをやってやればいいのよ。

出来るようにしたらいいのよ。

もちろん、出来ないことを出来ると言って、入ってから困る場合もあるけど。

。。。。

(要約すれば、ガッツを持ちなさい。 ということか。)

また、メンタルに弱いことを相談すると、

「なかなか内定が出ないからといって、気に病んだりしたら、だめ。

今の時代、内定をもらうのは厳しいから、納得できなかったら、

どこがだめだったか聞いて、次へのステップにしたらいい。

もし、その電話で、そういうことを聞いて、ねちねち話が長かったら、

さっさと電話をきったらいいのよ。

そして、もし、内定をもらっても、ひとつで満足せず、

もっと、もっとっと、選んだらいい。

。。。。。

云々

。。。。。

(やはり、ガッツが大事ということかな。)

そして、彼女は、

CAさんが、救命具などの説明をアナウンスしているらしいのも、

聞こえないかのように、しゃべり続けておられ、

しまいには、

「しゃべりはじめたら止まらないから、誰か止めてね。」

かくして、

わたしとプリ子は、

アムステルダムから関空へ向かう離陸の最中に、

親子して、こういう話をありがたくいただいたのだった。

そして、彼女の話のなかに、ちらちらと見え隠れする本音、

「わたしなんか、今の時代じゃなくてよかったわ~。」

とにかく、やはり、今の時代のシュウカツが厳しいものだということを

再確認したようなものだった。

挙句の果てには、

「一番いいのは、いい人みつけたらいいのよ。」

。。。。。

(えっ?そういうこと?。。。)

でも、こういう生の声。

親子できけて、本当に貴重なお話でした。

さて。

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パリ!⑰ パリからアムステルダムまで飛行機の中でマダムとおしゃべり

さあ、空港で、最後のパリの朝食、

また、クロワッサンを食べる。

なんておいしいんだろう。

そして、やっと、パリからトランジットのアムステルダムへ向かう小型の飛行機に乗った。

CAさんは、天井に頭が届かんばかりの、

金髪のとても背の高い人たちで、狭い機内がより手狭に感じる。

わたしたちは、乗り換えなので、手荷物だけを機内に持ち込んだので、

コンパートメントを使わず、足もとに置いた。

どやどやと乗り込んできた学生のグループが、わたしたちの席の前後に座って、

コンパートメントに荷物をぎっしり乗せていた。

一時間といえども、三人席のあと一席に、

どんな人が乗るのかは、とても気になる。

そこで、たったまま、奥にどんな人がすわるのか、見ていた。

すると、わたしより年上の、中肉中背の金髪女性が、

スーツケースをコンパートメントに乗せるのに、

CAさんに手伝ってもらっていた。

無理でしょうと思える空間に、CAさんは、ぎゅうぎゅうを押し込めて、

重いわね。と言っている。

女性は、聞かれてもいないのに、

本なのよ。と、流暢な英語で話していた。

多分、このお年頃、この感じ、おしゃべり好きの匂いがした。

荷物が落ち着いて、

「Where are you from?」と、聞いてみた。

すると、「France,Paris」と答えた。

「英語を話していたから。」

というと、「旅行の時は、英語が便利だわね。だから、旅行中はいつも英語なのよ。」

と、とても気さくに話してくれた。

フランス人というと、フランス語しか話さない というけど、

こういう人は、とてもフランクで親しみやすい。

それから、この気さくなマダムとは、

一時間の飛行中、ずーっとおしゃべりを楽しむことができた。

わたしが娘と親子旅行をした帰りで、

もう、こんなことは、最後になると思うというと、

とても、よくわかってくれた。

そして、マダムの娘は、今、ハンディキャップのある子どもたちの支援をするボランティアで、二年間ペルーに行っているのだと。

自分は、二週間そこに行くのだと、とてもうれしそうに言う。

息子もいて、息子は今北京に住んでいる。

と、とてもグローバルな家庭だった。

そして、いつも持ち歩いているのか、A4用紙にプリントした子どもさんの小さい時の写真をみせて下さった。

「人生は早いわ。本当に早い。。。」と何度も、Life, fast を連呼されていた。

パリで見た女性というのは、あまり家族の匂いがしないので、

こんな風に母性愛に満ちた女性がフランスにもいるんだ と思ったものだ。

マダムは、いろいろ おしゃべりをしてくれた。

ノルマンディなど北の方は、とても背が高く、金髪。

(ああ、さっきのCAさんは、典型だわ。)

南の方はそうでもなく、スペインなどは、色が黒くて、背も高くない。

フランス、パリは、ミックスされて、中くらい とのこと。

また、ペルーは、高地にあるので、

胸が厚く、背も低い。

なるほど、と思う。

パリでは、移民が多いのか、人種のるつぼといってもいいほど、

髪も、肌も、背の高さも、色とりどりに違う人種をみたと思う。

歩いていても、そんな人たちをみるのが、楽しかった。

そう思うと、日本人は、ほとんど一緒といっても、過言ではないくらい、行動も同じだったのだろうな、と思った。

マダムは、日本にフランスの高級ワインをとりひきしているお友達がいて、

そして、「ムシムシ」と、とてもおかしそうにいうので、

「ムシムシ?」と不思議そうに、わたしが戸惑っていると、

親指と小指を口元に持ってきて、

「ムシムシ」と笑っている。

ああ、「もしもし」の事。

彼女にとって、

日本人がみんな「もしもし」と言って電話に出るのが、

とても、おもしろいらしい。

そんな、楽しい話もしながら、

日本にも、行ってみたいけれど、東日本大震災には、びっくりした。

と、心配もしてくれた。

4月の中旬から5月に行って、日本庭園を見たいのだと、

そんな話もしながら、

約一時間が、あっという間に過ぎた。

アムステルダムが近づくと、

このあたりは、山がないことや、

チューリップ畑のことや、

ムーランがいっぱいあること、

など、窓から外をみながら、しゃべり続ける。

またしても、

「ムーラン?」

すると、手をぐるぐるまわして、

「ああ、風車。」

本当に、手ぶり、身振りで、楽しいおしゃべりが途切れることはなかった。

ちなみに、モンマルトルにあるムーランルージュは、赤い風車 という意味。

ムーラン・ド・ラ・ギャレットにも、風車があったわ、確かに。

こんな風に、サービス精神満点のマダムには、

本当に、頭が下がる。

最後に、

この特別な旅行を楽しんで。

との言葉に、

わたしは、思わず、”Me,too!”と即答したけど、

どう考えても、”You, too!”だったわ、と後の祭り。

おまけに、

”I had a happy time with you” というべきか、

”I had a grate time with you" というべきか、

いろいろ細かいニュアンスに悩んでいるうちに、何にも言えずにに別れてしまったことが、

くやしくてならない。

アウトプットができる女性になりたい。

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パリ!⑯ パリからドゴール空港まで路線バスに乗る

とうとう帰る日がきた。

パリに着いてから7日目になる。

5日間たっぷり、郊外へ行ったり、パリ歩きを楽しんだり。

メトロには毎日乗った。

RERにも乗った。

TGVにも乗った。

観光バス(Auto car)にも乗った。

そして、水上バス(セーヌ川クルーズ船)にも乗った。

それで、パリからシャルル・ド・ゴール空港までは、

スーツケースもあるので、タクシーに乗ることにした。

午前10時半出発の飛行機で、

8時半には、空港に行くことになっていた。

空港までは、タクシーで、40分程のようだ。

7時半には、ホテルを出たい。

けれども、道が混んでいることも考えられる。

タクシーがすぐにくるかどうかもわからない。

タクシー乗り場に、たくさん人が並んでいるかもわからない。

ということで、その1時間前に出て、

空港でゆっくりしようということになった。

それで、朝食もとらず、6時半前に、ホテルのチェックアウトをした。

フロントで、初日にいたアラブ系の男性が、「空港まではどうやって行くの?」

と、聞いてきた。

それで、「タクシーに乗る。」といった。

「予約はしてるのか?」と聞いてきたので、

「いや、東駅(ホテルから横断歩道を渡ったところにある)の、タクシー乗り場から乗ろうと思う。」とこたえた。

さらに、「東駅のタクシー乗り場から、空港まで、行くことができるかな?」と確認してみた。

そしたら、「行けるよ」とうなずいた。

そして、「ホテルの前からも、バスが出てるよ。」といって、時間を調べてくれた。

「ああ、6時30分に出発のバスがあるよ。テルミナ?」

「テルミナ?」

「そう、テルミナ」

えーっと、テルミナって、ローマにはテルミニ駅っていうのがあるけど・・・・

・・・・・

テルミナ、テルミナっとつぶやいてみて、

「ああ、ターミナル!」と、やっとわかった。

「F!」

わたしは、KLM航空がターミナル2のFに発着することを覚えていたので、すかさず答えた。

すると、彼は、大きくうなずいて、大丈夫だ!と太鼓判を押した。

そして、値段も調べてくれた。6.7€

チケットは、ドライバーから買って。

「メルシ!」

今、時計を見たら、6時25分。

それに乗ろう!

ホテルを出ると、まん前に、路線バスが止まっている。

ドライバーは、外でタバコを吸っている。

ローカルバスのドライバーというオーラがある。

彼に、「シャルルドゴール、チケットOK?」

というと、ナントカカントカと言って、テルミナ?と言ってる。

わたしは、すかさず、F!と答える。

ドライバーは、運転席にすわり、その横のゲートをバタン!!!と大きな音をたてて閉めた。

こわっ。怒っているのかと思った。

そして、チケットを三枚づつ、ゆっくり一枚一枚出す。

そして、さっき、料金を聞いていたので、あらかじめ細かいお金を出して、

15€を出した。

すると、やっぱり、ゆっくりゆっくりお釣りの小銭を一枚一枚出してくる。

間があくので、そのコインとチケットを受け取って席にすわった。

ステップがとても低いので、スーツケースは難なく車内に転がし、

大きな荷物が置ける場所に置いた。

もうひと組、スーツケースを持ったご夫婦の他に、旅行客は誰もいない。

隣の席には、その辺に住んでいるような中年男性が、前の席に足を投げ出して、座っている。

そして、バスは走りだした。

走り出した後も、お釣りのコインを取れ!という合図。言葉はない。

プリ子が取りに行く。

まだ、お釣りがあったのか。

しばらくすると、足を投げ出してすわっていた隣の中年男性が、

急に立ち上がった。

びっくり!

なにごと?

えっ?わたしたちのこと?

そして、わたしたちに向かって、なんか手を振ってる。

そして、わたしたちの切符を、そこの刻印機に通せ という身振り。

ああ、そうなのか。

券を三枚ずつ、刻印機に通して、刻印する。

すると、その男性は、

そうそう、といわんばかりに、また、まんじりともせず座っている。

びっくりしたけど、

ああ、親切にも、教えてくれたんだな。とわかった。

そうして、ひと駅ひと駅、停留所で、何駅か停まった後、

大きなフリーウェイのような道に出た。

わたしは、この時やっと、本当に空港に行くことができると確信できたのだった。

そして、そのうち、佐川急便だの、DHLだのの、ポートに停まって、

空港が見えた。

ターミナル1からだいぶ離れ、ターミナル2のFをだいぶ過ぎて、停まった。

Fを通り越したので、ここだろうとわかっていたけれど、

運転席から、大きな声が飛んできた。

なんといってるのか、聞き取れなかったけれど、

わたしたちに、何か言っているのだろう。

わたしたちは、スーツケースを持って後ろから降り、

運転席まで、走って行って、降りたよ!と姿を見せたら、

こわもてのドライバーが、親指を立てている。

それで、わたしも、親指を立てた。

大成功!グッジョブ。

なんと、私たちは、ガイドブックには、どこにも載っていない路線バスに乗って、

飛行場まで行ったのだった。

しかも、空港に行くまでに、カーゴのポートにも停まる、というおまけつき。

見学した気分。

料金も、格安!

タクシーなら、60€は、覚悟していたのに。

ラッキー!

結局、パリに行って、いろんな乗り物に乗ったけど(タクシー以外)、

路線バスに乗るなんて!

まるで、地元民のようだった。

そうして、スーツケースを転がし、

空港内を足早に歩いた。

もはや、地元の人のようだった。

地元の人というのは、

きっと、英語をしゃべらないのだろう。

しゃべっても、英語に聞こえない。

でも、言葉がなくても、通じた。

とても荒いけど、親切な人たちだった。

言葉が通じなくても、心が通じると、あったかい気持になる。

とても無関心そうに見えるけど、本当は、とても心配してくれていたんだとわかって、うれしかった。

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2012年9月20日 (木)

パリ!⑮ 最終日。ジヴェルニーのモネの家と、今夜もメトロで。

パリの旅も、最終日となった。

ジヴェルニーには、モネが晩年、ここに住み、庭をみて、睡蓮の連作に取り組んだ。

モネの睡蓮は、200作以上あるといわれており、

日本で、モネの睡蓮の絵をみる機会も、多い。

ジヴェルニーへは、サンラザール駅からSNCF(国鉄)で、vernonまで行き、

そこからAuto car(バス)で行く。

もう、そろそろ、自動券売機で、カードで券を買おうということになった。

昨日、メトロの回数券をカードで券売機で買ってみたので、要領はだいたいわかる。

ところが、何度やっても、カードを受け付けない。

どうも、機械が悪いらしい。

(こういうことは、よくある)

というわけで、また、窓口から買うことになった。

とても、たくさんの人が並んでいる。

結局、あらかじめ調べておいた9時20分のの電車には、間に合わず、

1時間後の10時20分の電車に乗ることになった。

サンラザール駅は、とても大きな駅で、お店もたくさんある。

いろんなお店を見て回れる時間があったので、

いろいろ見て回った後、スタバでコーヒーを買う。

スタバは、日本でもお馴染みの店なので、

とても安心できる場所となる。

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サンラザール駅のスタバは、古き懐かしき時代のアメリカの雰囲気があった。

サンラザール駅は、モネの絵にも描かれている。

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三角の屋根は、絵のとおりの駅。

初日にオルセー美術館で、女心をがっちりつかんでいるモネの絵に感動し、

オランジュリー美術館で、モネの睡蓮に癒され、

今、モネの住んでいた家と庭を見にいこうとしている。

ジヴェルニーに行こうとする人は、

やっぱり年配の方が多い。

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そして、お昼は、軽くこちらのカフェで。

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サーモンサンドも、スープも、カプチーノも、抜群のおいしさ。

郊外にあるジヴェルニーの庭、

プリ子も、気に入ったようで、よかった。

ここは、わたしのたっての願いで行きたかったところだったから。

そして、午後は、ギャラリーラファイエットやプランタンへ行き、

昨日、目をつけていたフォションのお店に行った。

ところが、ここのお店、本日は、故障のためカードを使えないとのこと。

がーん。

日本では見ないとても可愛い柄の紅茶の缶を買いたかったのに。

明日は、タクシーで空港まで行くつもりなので、現金は持っておかなきゃね。

ということで、フォションはあきらめた。

でも、パリに来て初日にオルセー美術館へ行った時、

プリ子と誓った、帰る前にもう一度行こうね。という約束通り、

またオルセー美術館に行って、ゆっくり鑑賞することもでき、

満腹する程、印象派にひたった。

ところで、またメトロに乗って帰路につく時のこと。

電車に乗ったら、トレンチコートを着た男の人が乗り込んできた。

そして、演説のようなことを始めた。

もちろん、言葉はわからないので、

何を言っているか、皆目見当がつかない。

でも、乗客のみんなに向かって、しゃべっていることはわかった。

しばらくして、その演説が終わったようだった。

そして、男の人は、電車を歩いた。

すると、乗客の女の人がタバコを一本差し出した。

男の人は、もらったら、すぐに電車を降りた。

どうも、わたしの席からは見えなかったけど、

プリ子いわく、もう一人からも、タバコを一本もらっていたらしい。

昨日は、歌を歌って、小銭をもらう女性。

今日は、演説(?)をして、タバコをもらう男性。

・・・・・

やっぱり、初めて見る光景に、不思議な感覚を覚えるのだった。

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2012年9月19日 (水)

パリ!⑭ ポン・ヌフからナイトクルーズ、そして夜のメトロ

ポンヌフは、セーヌ川にかかっている橋のひとつ。

その橋のふもとから、ナイトクルーズの水上バスに乗ることにした。

夜の8時。

船に乗った頃は、まだ少し明るかったけれど、

乗っているうちに、暗くなってきた。

セーヌ川の両側の建物がライトアップされ、

もちろん、エッフェル塔が現れた時には、

そのフォルムの美しさに、ため息が出る。

けれど、建物の美しさだけではなかった。

セーヌ川のほとりには、楽しむ人たちがたくさんいる。

学生と思われる男女のグループが、

ダンスを踊っている。

男性が礼儀よくお辞儀をして、

昔良き時代の娘さん風の、

巻き髪をポニーテールにしてワンピースを着ている女性と、

格好よく踊っている。

一段と高い川のほとりで、

建物のライトが

その若い男女のシルエットを浮かびあがらせる。

スポットライトのように。

これは、いったいパフォーマンスなんだろうか。

サークルなんだろうか。

とにかく、青春の一ページの

ストーリーまでも、観光客にみせてくれるかのように。

一時間のクルーズは、とても楽しく、

夜風の冷たさを吹き飛ばしてくれた。

そして、少しずつ慣れたメトロとはいえ、

夜のメトロは、ちょっとおっかない。

けれども、タクシーの乗り方を知らないわたしたちは、

メトロの駅へと向かった。

もう、夜の9時はとうにすぎていたけれど。

さて、いつものように、メトロに乗り込んだ。

すると、初めての光景が目に入ってきた。

なんと、マイクも持った女性が立っている。

彼女の荷物はカートに積んだ小さなアンプひとつ。

そこからマイクの線がつながっている。

そして、気持ち良さそうに、歌をうたっているではないか。

なんと!

なんと自由なんだろう!

思わず思ったのは、それだった。

カラオケを歌うように、歌いたいから歌うんです みないな感じで。

乗客は、見るともなし、聴くともなし、いつものように座っている。

女性は、ブロンドから茶系の無造作なショートボブ。

そして、ジャージ姿。

年の頃は、30代中ごろというところか。

そして、ポップス系の歌を2曲ほど歌ったら、

”メルシ”という言葉が耳に入ってきた。

ああ、終わったんだな、と思った。

すると、彼女は、電車の中を歩きだした。

小さながま口をあけて、回っているのだ。

そういうことか。。

。。。。。

わたしは、少し怖い夜のメトロを、明るくしてくれた彼女に、

自分のお財布から、ありったけの小銭を入れた。

とたんに、彼女は、電車を降りた。

たった、1€にも満たない小銭だったのに。

。。。。。

なんともいえない、

パリの夜のメトロの経験だった。

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パリ!⑬ オペラ座からモンマルトル、アメリのカフェへ

さて、4日目は、パリに短期留学しているプリ子のお友達Yちゃんとご一緒させてもらうことに。

Yちゃんとは、モンマルトルにある、映画『アメリ』に出てくるカフェに行きたいということで、

モンマルトルで待ち合わせとなったようでした。

午前中は、オペラ座界隈に行き、

モンマルトルの後は、ポンピドゥー芸術センター、

水上バスに乗るなら、今日の夜かなぁ、という調子で、ぼんやりと計画。

朝8時過ぎにホテルを出たのでした。

昼間は、とても暑いし、この時期、パリでは、コートなしで充分。

でも、今日は、夜の水上クルーズも行きたかったので、

いったんはホテルを出たけれど、

コートを取りに戻ったのです。

そう、初日にルーブル美術館の近くで、

ムッシュが教えてくれたからね。

夜の水上クルーズは、とても美しいよ。でも、寒いから防寒が必要! とね。

それで、昼間は、荷物になるに違いないコートを着て、

いざ出発。

オペラまでメトロで。

オペラ座は、すぐにわかった。

けれど、あまりにも時間が早すぎて、まだ開いていなかった。

マドレーヌ教会も、まだ開いていない。

オペラ座界隈は、なんだか、きらきらしている。

紅茶のお店『フォション』は開いていて、

日本でみられない可愛い缶に入った紅茶や、

お菓子が、とても素敵。

日本人の店員さんが、日本語で応対してくれたのも、ありがたい。

ただ、今日は、これからまだ、いろいろと行くので、

荷物になるので、明日来ようと、あらかじめ目星をつけて、離れた。

シャネルが帽子屋を始めた、という、シャネルの本店のあるカンボン通りを通る。

意外と地味な通り。

それから、バレエシューズのお店、『レペット』も開いていた。

ここにも、日本人の店員がいて、

マカロンのような、たくさんの色が展開されている。

こんな靴を、素敵にはきこなせるといいなぁ。

そして、スタバに入る。

ここのスタバは、ひときわ豪華。

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そして、なんと、Yちゃんにばったり出会い、ここからオペラ座へ、同行。

オペラ座は、豪華さがきゅうっとわ詰まった感じ。

こんなところで、『ロミオとジュリエット』をみたいわ~

バレエの衣装の展示もされている。

客席もみせてもらって、充分に見ごたえがあった。

ここから、メトロにのってモンマルトルへ向かう。

ムーランルージュを横目に、

少し坂を歩いて行くと、

あった、あった!

映画『アメリ』にでてくるカフェ。

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ここのランチは、本当においしかった。

特に、とびきり大きなバタじゃが。

ほっぺたが落ちるほど、やわらかくておいしい。

でも、かなしいかな、大きすぎて、全部食べられませんでした(?)

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アメリが食べていたクレームブリュレも、もちろん。

コンコン、と、カラメルをたたいて、食べましたよ。

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常連さんかしら?

立ってコーヒーを飲んでいるおじさんがいっぱい。

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カウンターの中に入れてもらって、

はい、パシャッ!

楽しい~

モンマルトルは、かつての画家たちが好んで住んだ街。

坂が多くて、こじんまりとしていて、雰囲気がある。

それから、

黒猫のポスターに惹かれて、モンマルトル博物館へ入る。

入場券を買う時、Yちゃんがフランス語で、プリ子の学生割引を交渉してくれた。

そうしたら、わたしまで、学生料金だった。

えっ?

あつかましい考えは、割愛して。と。

ここは、ロートレックなど、ムーランルージュのポスターがいっぱい。

狭いながら、階段を上がって、上へ上へと登っていく。

とても素敵な博物館というよりも、雰囲気のあるギャラリーだった。

行ってよかった。

そして、ここを出て、サクレクール寺院、テルトル広場に向かう。

ここは、もうおなじみのところ。

丘なので、お天気にも恵まれ、いいながめ。

予想通り、コートはじゃまだったけどね。

ゆっくりとしたいけど、

Yちゃんは、明日、日本へ帰国するという。

わたしたちは、これからポンピドゥー芸術センターへ行きたい と言い、

Yちゃんは、まだ行ってないオルセー美術館に行きたい

ということで、メトロで、何番線で行けばいいのか、路線図を見ていた。

わたしたちは、もう、メトロは、何回も乗っていたので、乗る線さえわかれば、どこへでも行けるようになっていた。

けれど、その路線図の前で、 ソフトクリームを頭にのせたような髪型のソフトクリームのような体形をした、気のよさそうなマダムが、

何でも教えてあげるわよ!っていう感じで、声をかけてくれた。

そして、親切に、ポンピドゥーはあっちの線から、何番よ、

オルセーは、こっちの線からよ。

したり顔で、満足そうに にっこりとほほ笑みながら、いつまでもわたしたちを見送ってくれたマダムの顔が忘れられない。

パリで、こんなにおせっかい好きそうな女性は、初めてだった。

とても、嬉しかった。

そうして、Yちゃんと別れた。

本当に楽しい半日だった。

プリ子も久々に若者同志の会話を楽しんでいたし。

Yちゃん、ありがとね!

そうして、ポンピドゥー芸術センターへと向かい、現代アートを見に行った。

ここは、印象派以降のものが展示されている。

Yちゃん一押しの特別展は、ミュージアムパスは無効で、

そのチケットを買うのに、あっち行ったりこっち行ったり、ちょっと苦労した。

さすがに、疲労した足が、だんだんこたえてくる。

そうこうしているうちに、だんだん薄暗くなってきた。

ポン・ヌフの橋の下から、水上バスに乗ることにした。

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2012年9月18日 (火)

パリ! ⑫ノートルダムから教会めぐり

ヴェルサイユ宮殿を後にしたわたしたちは、

RERでサンミッシェルまで出て、

ノートルダム大聖堂へ

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いつも人が多い。

でも、ステンドグラスは、今でも

かつて見たときと同様の感動。

大きなひとつの薔薇窓の、美しさ。

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本当に美しいというのは、こういうことを言うのだと、かつて思いましたが、

今回も、やはりそう思った。

次にガイドブックを見ながら、サントシャペルへ向かって、横断歩道を渡ろうと、青になるのを待っていた時、

今度は、スーツ姿の年老いたガイドさん風のおじさんが、Japanese?と声をかけてきた。

そして、サントシャペルがvery beautiful!だと心から言っていたのを聞き、行くのがとても楽しみになった。

そして、そのおじさんは、その隣がJusticeで、マリーアントワネットが裁判されたところだと教えてくれたのです。

日本では、行く予定にしていなかったサントシャペルだったし、

長い列を並ばなければならなかったけれど、

行って良かった~

本当に美しかった。

ノートルダムのような大きなステンドグラスではないけれど、

四方八方ぜーんぶステンドグラス。

その中にいると、わたしたちは、宝石箱の中にいるような気持だった。

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その教会は、マリーアントワネットも礼拝していたのだとか。

プリ子はステンドグラスに感動して、呆然とたちすくんでいる。

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小さな教会だけど、とても幸せな気分になる場所だった。

その隣で、マリーアントワネットの処刑を決定されたのが、

痛ましいというか、市民の思いの強さが、

いかなるものだったのか。。。

さて、それから、足のむくまま、気の向くまま。

カルチェラタンの方に行ってみた。

ソルボンヌ大学のあるこのあたりを歩く若者は、

さすがに、顔が違う。

賢そう。

その近くのパンテオンに入ってみた。

ルソー展なるものが開催されていた。

何の興味もないのに、ミュージアムパスで入れる

という理由だけで入るには、顔が違いすぎた。

見るからに、来ている人達は、学者の顔をしていた。

でも、パンテオンには、『レ・ミゼラブル』の作者ユゴーの墓もあった。

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不思議な空間。

このあたりは、古本屋さんも多く、

看板は、Libruary と出ているが、本屋さんをこういうらしい。

ちなみに、図書館は、Bibliotec だった。

サンジェルマンまで歩くことにした。

そして、サンジェルマンデプレ教会に入る。

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街の中の市民の教会という感じが、素朴ながら、あたたかく、

街の喧騒から離れてホッとできる空間になっている。

落ち着くな~

今日は、本当に、ヴェルサイユ宮殿に始まって、

美しい教会、落ち着く教会をめぐり、

とても優雅な気分を満喫した。

パリの日ぐれは、遅い。

もう少し、このあたりをぶらぶらして、

パリの街歩きを楽しんだ。

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パリ!⑪ ヴェルサイユ宮殿 RERで行く

パリも3日めになった。

一日一日が内容濃くて、

何より、順調に行きたいところをクリアでき、どこもすばらしい。

今日は、RERでヴェルサイユ宮殿まで行く。

RERというのは、鉄道なんだけど、地下鉄の駅に止まる。

それで、メトロの東駅からサンミッシェル駅に出て、

そこから、RERヴェルサイユルゴーシュ(終点)まで乗ることになる。

窓口で切符を買っていると、

「オウフク?」

とアフリカ系の男性が、日本語で聞いてくれた時、

自然に笑えてきた。

そして「ジュウサンユーロ」と、数字まで日本語で言ってくれた時は、

すごい!と感心すると同時にとてもうれしかった。

イタリアに行った時は、たいていカタコトの日本語をしゃべろうとしてくれていて、

人なつこくて、

それが、日本人を受け入れてくれているような感じで、とてもあたたかかった。

パリに来て、現地の人が日本語を話してくれることは、本当にまれだったし、

モンサンミッシェル行きでは、有益なアドバイスをしてくれることもなく、

ふに落ちない座席に、行きも帰りも乗ったのだった。

でも、ここでは、その後、聞いていないのに、

「ターンレフト アンド アップステア」と、乗り場まで、教えてくれた。

思わず、わたしは、指でオーケーサインをして、メルシ と言った。

いわれる通りに行くと、メトロのホームいくような感じで、

RER(SNCF)のホームに出た。

ホームで、インド系の駅員さんが、こちらをちらちらと見ている。

どう考えても、こちらを不安げに見ている。

なにか、自分に聞きなさい みたいなオーラを感じたので、

わたしは、その駅員さんに、「ヴェルサイユ?」と聞いた。

その駅員さんは、初めて安心したように、

「Yes」ここで間違いないよ。と、笑顔になった。

さらに、止まっている電車をさして、これは、違う と教えてくれた。

すると、隣で電車を待っていた無愛想な感じの年老いたマダムが、

わたしもヴェルサイユに行くから と英語で言ってくれた。

みんな、それぞれの方法で示してくれる親切がありがたかった。

ヴェルサイユは、やはりうっとりするほど素敵だった。

シャルトル大聖堂とどっちに行こうかと迷ったけど、

ヴェルサイユ宮殿にきてよかった と思った。

とても大きく、優雅で、洗練されている。

贅沢のその挙句に、処刑された、ルイ16世やマリーアントワネット、

悲劇の女王とまでいわれたけれど、

こんな感動を残してくれたんだと思うと、

複雑な気持がする。

けれども、フランス革命で、市民が勝ちとった自由という権利を象徴するかのように、

現代アートがコラボしている。

ハイヒールとは、しゃれている。。。

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でも、

実は、お鍋で出来てます。

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これなんかは、どうですか?

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ピンクの羽でおおわれたヘリコプター。

ちょっとやりすぎ~

そして、ため息まじりに、

庭に入ることに。

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広い!

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お花も半端ない!

そして、こんな庭で、マカロンが食べたいね。

はい、さっきミュージアムショップで買ったラデュレのマカロン。

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色のバリエーションも多い。

このまま日本に持って帰れないのが残念だわ~

ごめんね~

と、いいながら、ぱっくりと食しました。

この日は、音楽の祭典の日で、

あちらこちらからクラシック音楽が流れています。

噴水も音楽に合わせておどっているみたい。

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学生さん?

みんな、足がながーい!

スリムのスキニーパンツに、ぺったんこの靴、長い髪が定番ですね。

もう、本当に、ここで一日過ごしたい!

何をしても、何を食べても、何を見ても、

こんな優雅な時間が流れるなんて!

後ろ髪を引っ張られながら、

また、RERでサンミッシェルノートルダムまで出て、

ノートルダム大聖堂、サントシャぺル、パンテオン、サンジェルマンデプレ教会に行ったのです。

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2012年9月17日 (月)

パリ!⑩ モンサンミッシェルからの帰りのTGVもまたあの席だった

さて、モンサンミッシェルで、

25€のオムレツを食べるつもりが、75€のロブスターを食べることになっていた。

そのメニューを頼んでいるのが、みんな日本人だったので、

日本人の行動がいかに同じなのかと思った。

そして、それにしても、昨日のムッシューが教えてくれた

サンミッシェルにある12€→15€ というレストランが、

とても、ありがたく親切な助言だったことだと思い知らされる。

12€→15€ というところに、ムッシューの人柄が表れていた。

さて、またレンヌからTGVに乗る。

そして、帰りもまた、あの 4人席の 進行方向とは逆向きの座席だった。

ただ、向かいの席にすわった女性が、

とても感じのいいキュートな学生さん風の二人組だったので、

その席のことが、さほど気にならなかった。

窓側のわたしの向かいは、大きなギターケースを持っていたブロンドヘア、

席にすわると、パソコンのキーボードを叩いていた。

ナチュラルな髪形がとても素敵なブラウンヘアの隣の女性は、、本を読みだした。

わたしは、すっかり気を許して、うつらうつらしたのだけど、

途中で、窓外の西日のまぶしさに、どうしたものかと考えていたら、

ふと見ると、前の女性が、サングラスをかけて、パソコンを叩いている。

これは、遠慮することない と思って、

シェードを下ろそうと声をかけてみたら、一緒に下まで下ろしてくれた。

次に見たら、サングラスをはずしていた。

きっと、向こうも遠慮していたのだな と思った。

彼女は、降りるとき、「Enjoy!」と、声をかけてくれた。

うれしかった。

そして、帰りは、スーパーでサラダを買って帰った。

野菜が食べたかった。

果物や野菜は、とても安くて、

トマトは、5つくらい房についているものが、1€。

オレンジは、1kg3€。

そして、ちいさなクロワッサンなどが3つ入りで1€ちょい。

なにより、とてもおいしかった。

無事に帰って、

苦かった思い、おいしかったこと、うれしかったこと、

すばらしかったことを感じるひまもなく、深い眠りに落ちていた。

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