瀬戸内 アートの旅

2013年9月 1日 (日)

豊かな恵みのごはん

ガイドブックは、

瀬戸内芸術祭2013 公式ガイドブック 美術手帖7月号増刊

豊島美術館から近いはずの、島キッチンでごはんを食べようと思っても、

バスに乗ったらいいものか、楽に歩いていけるものなのか。

時折、バスで通った坂道を、歩いている人をみかけるけど。

バスは、待ち時間がもどかしい。

歩いていけるのなら、と、歩きかけて、

むこうの方から三人組の女子が来た。

きいてみよ。

島キッチンは、歩いていけますか?

すると、ここからすぐだという。

山の景色の他、何にもないような道だったけど、

近いことがわかって、安心して、歩いた。

少し雨が降っている。

ザーっとこなければいいのにね。

←唐櫃岡(からとおか)

あった、あった、看板!

島キッチンは、唐櫃岡にあるのです。

少し歩いていると、バス停で人が待っている。

帰りは、ここから乗るのね。

と思いながら、坂をのぼっていくと、

あった。

Shimaki

Shimakit

野菜の色があざやか

Yasai

ここの海でとれた魚と野菜。

魚のだしのきいたお味噌汁が素朴な味わい。

Gohan

ここのカレーも食べてみたかったけど、

島キッチンでお昼にありつけないかも、

などと、いらぬ心配をしたため、

さっきの豊島美術館で、オリーブチャーハンをちゃっかり食べたのでした。

また、来たい!

 

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静と動のあいだ

さて、やっと豊島美術館に入館です。

アプローチは、こんな道。

Aproc

いよいよいくぞーっていうより、

回廊というかんじでしょうかね。

そして。

豊島美術館。

この宇宙船のようなもの。

建物という概念からはほど遠く。

コンクリートのシェルの中に入った感じ。

継ぎ目のないというか、角のない、

この中にいる感じは、行った人にしかわかりません。

それはともかく、

アートといえば、

地面から時折滴ってくる水。

それが低い方へと流れていき、水たまりに合流したり、分かれたり、止まったり。

大きく開口している丸い穴から、

外の空だったり雲だったりが見え、

緑の木々が見える。

開口部の端と端をつなぐ白いリボンが、

風になびいたり、ひらめいたり、止まったり。

静かな中に、止まっている何かが動き始める時を、

動いているものが、止まる瞬間を、

ていねいに時間が流れている様子を、

しっかりと確認することができる空間なのです。

この感じ。

今までに感じたことがない空間は、

何よりも落ち着き、癒される時間へと導いてくれるのです。

何時間でもその場にいたい。

撮影禁止の美術館ですが、

似た形のミュージアムショップの中です。

Shopp

シェルの中にいるみたいでしょ。

Shop

このスツール、

美術館の前では、イスとして、

ここ、床にすわるスペースでは、テーブルとして使われています。

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豊かな島

旅の三日目は豊島。

高松港から船に乗ります。

昨日、雨が降る 予定だったのに、

結局、一滴の雨にも会わず、

今日は、朝から道路が濡れていました。

港に着くと、だんだん雨がひどくなってきました。

乗船30分前から整理券をもらいます。

島に渡ったはいいけれど、帰れなかったらどうしよう。

などと、島や海の天候に慣れていないわたしは、

いらぬ心配をしてしまいます。

それでも、切符売り場では、別段何事もないかのようにチケットが売られています。

結局、雨はじゃじゃぶりになってきたものの、

直島経由豊島行きの船は、わたしたちの前で満員になり、

臨時便の高速艇に乗り込みました。

こちらは、直接豊島に行くので、30分ほどで着くということです。

雨の島と海を楽しもう。

こんな雨でも、たくましく、てきぱきと船を出入りする副操縦士(?)さんの女性の、シャープな動きにみとれていました。

隣に乗ってきた女性は、ひとり旅のようで、東京からきたとのこと。

いまどきの女子ってすごいな~

感心しているうちに豊島につきました。

バスの時間までしばらくあり、お土産物を物色。

バスに乗って、まず、豊島美術館に行きます。

美術館に着くころには、雨は、上がっていました。

この美術館、屋根にまるい穴があいているので、

雨の時は、どうなるんだろう。。。

と、ちょっと興味もあったんだけど。。。

美術館への入館には、やっぱり整理券をもらいます。

こんな雨だから、人は少ないかと思ったけれど。

入館時間まで1時間以上もある。

その辺にあるのは、海のみえる風景と、人 だけ。

それでも、時間は、風景をふんだんにみることで、

おだやかに過ぎていくのです。

Teshibi

画像なかほどの左にみえているふたつのしろいもの。

左がミュージアムショップで、右が美術館です。

宇宙船のようで、シェルのようで、

でも、こののどかな風景に、なじんでいるのが不思議です。

手前には、トウモロコシが植えられています。

そのほかにも、梅や栗、なすびやかぼちゃ、とまとや、びわ。

Biwa

そして、お米。

Ine

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2013年8月31日 (土)

香川産のいちごの氷のおいしいこと!

いつも、雨が降るかもしれない。

そんな心配をかかえながらの旅の二日目。

イサムノグチ庭園美術館は、雨も降らず、結構暑かった。

なんとなく体力を消耗していたので、

昼からは、島に渡ることは考えずに、

高松市内で、過ごすことにした。

昼食は、高松の商店街で、ランチを。

中庭があって、その向こうに植えられているオリーブの木。

うちの鉢植えのオリーブも、地植えにしたいなぁ。。。

Cafe

ここの商店街、アーケードが高くて、素敵。

そこここにあるベンチも、なかなか凝っている。

それから、高松港の方へ向かって歩く。

雨が降る前の暑さ。

高松のフェリーの埠頭の近くに、倉庫をリフォームした一帯があるという。

そこをめざして歩く。


Kawara_4

 

海の横、廃材の瓦を利用した植え込みなどに感心しながら歩くと、

あった。

Soko_2

Umie

冷たいものが飲みたいね。

プリ子は、ここが気に入ったらしく、

さんざん写真を撮りまくっていた。

そして、やっと冷たいものにありついた。

それが、本当においしい。

果肉入りのソースがかかった氷。

Ichigo

このお店、わたしには、昭和にあったものが寄せ集められていて、懐かしい感じなんだけど、プリ子にしてみたら、新しいみたい。

Tukue

Tabi

ここから、高松港まで、バスがあるか、お店のおにいさんにきいた。

なんとなく こわもてのおにいさんでしたが、

雨がふりそうなので、気をつけて みたいなことを言ってくれました。

この、ばかでかい昔のかき氷機の後ろの窓からは、海がみえるんですよ。

おだやかだけど、一雨きそうな気配。

Kawara_3

Kawara_2

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石にこめられた重い思い。

旅の二日目。

行く前までは、雨でしょう。という予定でしたが、

晴れに近い曇り。

今日は、かねてから行きたかったイサムノグチ庭園美術館に行きました。

金土日の今回の旅。

ここの美術館が開いている土曜に、もう一月以上前から、

往復はがきで、予約を申し込んでおいたのです。

それほど、行きたかったのには、訳があります。

二年前に、ふと行った京都のカフェで、

そこのオーナーが、薦めてくれていた所なのです。

そのカフェは、古い建物を、一級建築士だったオーナーが、

自ら石を敷いたりして、リフォームして、命をよみがえらせたのです。

ひとりでされているので、対応が遅ければ、帰ってもらっても結構です。

と、のっけから言われる、変わったカフェでした。

そのオーナーが、お薦めしてくれたのが、イサムノグチ庭園美術館だったのです。

その時、一緒に行ったプリ子は、彼女の、”帰ってもらっても結構です。”

という応対に、目から鱗、だったそうです。

プリ子は、アメリカ資本のサービスで慣らされていたので、

こんな応対があるのか、と。

でも、ひとりひとり丁寧に出してくださるお茶が、とてもおいしくて。

お店のつくりは、とにかくシンプルで、古い庭を上手に生かしながら、

本物だけがある という感じでした。

禅を感じさせるそのカフェのインパクトが、とても強かったので、

彼女の薦めてくれるイサムノグチは、いつか行きたいと思っていたのです。

予約は10時。

雨の予定だったのが、なんとか晴れて、

麦の帽子を貸していただいての見学でした。

何を思って、イサムノグチは、硬い石を彫り続けたんだろう。

何に抗って、石をあんなに丸く削ったのだろう。

その情熱というか、重みは、

語らずして、石が何かを語っているようでした。

計算して作ったわけではないだろうに、

その形状が、そうである必要はないだろうに、

それ以外に考えられないように、完成されているのは、どういうことか。

彼のワークの大きさ、強さを、思わずにはいられません。

とにかく、エネルギーに満ち溢れている。

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2013年8月30日 (金)

宮浦港界隈

さっきのリーウーファンで、

この美術館は、景色をとりこむためのものなのかな。と思った。

そして、やはり、ここ地中美術館でも、同じことを思った。

そのすばらしさは、やはり行ってみないとわからないのです。

というわけで、たっぷりと楽しんだ後、

17時のバスに間に合うように、地中美術館をあとにして、

宮浦港に向かいました。

20分ほどで着くので、18時の荷物まで、

I Love 湯 という銭湯に行ってみよう ということになりました。

ここは、宮浦港のすぐ近く。

船は、19時20分発だけど、

18時までに荷物をとりにいかなければならず、

外から見るだけ。

かなり、遊びのある 建物です。

Sento

ぷり子は、かなり気に入った様子で、写真を撮りまくってました。

そして、出港までの時間を、ゆったりとして、

桟橋からいきかう船などをながめたりして、過ごしました。

Rope

海のある風景っていいな。

船のみえる港っていいな。

桟橋から見る、暮れなずむ空っていいな。

今日は、雨が降ったり、やんだり。

そして、桟橋から向こうの空には、稲妻が幾度も走っているのがみえました。

Thund

こういう日も、なかなか趣があるもの。

雨の海、楽しめるか心配だったけど、

旅は、こういうほうが、いいのかもしれません。

Miyaur

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家プロジェクトに行きたいけれど。

つつじ荘からバスに乗って、

家プロジェクトのあるところまで行きたかったけど、

バスの時間が思うようにない。

15時45分に、地中美術館に行くためには、

そのバスに乗って、家プロジェクトをひとめみたにしても、

間に合わない。

ということで、臨時バスで地中美術館へ戻る。

いすに座って、小一時間ほど待つ。

そして、

宮浦港に預けた荷物を18時までにとりに行くためには、

ここを17時のバスに乗らなければならないことを確認しておいた。

それで、美術館には、1時間強 いられる。

美術館に行くまでの道は、

モネの庭を模した、睡蓮の池がある。

もちろん、その周りには、お花や、柳の木もちゃんとある。

去年、ジヴェルニーで見たモネの庭が思い出される。

Yanag

道を這うアイビーが雨に濡れて、みずみずしい。

Ivy

それにしても、アイビーとコンクリート合うねえ。

Ivyto

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やっぱりかぼちゃでなくっちゃね。

草間さんのアートは、世界で受けているらしい。

去年行ったパリのヴィトン本店のディスプレイは、

草間さんの等身大のマネキンがいっぱいと、赤と黒の水玉が、にょろにょろって感じの鞄。

その前に人が列をなして並んでいたっけ。

ここ、直島でも、宮浦港に着くと、赤と黒のかぼちゃが迎えてくれます。

そして、つつじ荘近くのかぼちゃは、

もう使われなくなった桟橋に、

ぽっかりと置いてあるかんじで、かわいいのです。

ここの景色にあっているのです。

ほら、ね!

Kabo

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ベネッセミュージアムで雨宿り

リーウーファン美術館は、

本当に溜息でした。

なんといって表現したらいいのかわからないけれど、

本や雑誌の写真では、とうてい伝わらないのです。

ただ、石があるだけなのに、

この存在感。

そして、美術館を出て、瀬戸内の海を見る。

海や景色をとりこんだスケールの大きさ。

はあーと感動して、つつじ荘に向かって歩こうとしていた。

少し歩くと、なんだか、また、雨。

そして、どんどん雨がひどくなりそうになった時、

ベネッセミュージアムに出る道があった。

行ってみよう。

というわけで、ベネッセミュージアムで雨宿りする。

ここは、カフェから見る海の景色が抜群によかった。

小雨になったので、つつじ荘に向かう。

途中、あの、かぼちゃがあった!

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リー・ウー・ファン

瀬戸内 初日。

直島へ着いた。

なにはともあれ、地中美術館には行きたい。

バスは、くねった坂を登っていく。

窓から外を見ると、合羽を着た自転車組。

自転車を押して歩いているよ。

雨の中、御苦労さま。

わたしたちの前で、自転車なくなってよかったわ。

そして、到着。

ここでも並んでる。

並んで手にいれたのは、整理券。

15時45分からチケットが買えます。ていうこと。

まだ13時にもなってない。

まだまだ時間がある。

それなら と、

リーウーファンの美術館に向かう。

少し雨。

歩いて10分。

なんだか、むこうに海が見えて素敵なところ。

ていうか、島だから、どこを見ても海がみえるのかな。

とにかく。

安藤建築のコンクリートの階段と壁。

Kaidan

Kabe

細長いアプローチを進んでいくと、

長細い塔と、石がある。

Tou

Kakure

向こうのほうに海、

かくれんぼをしているような石が。

絶妙なバランスに息をのむ。

これは、アプローチ部分。

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