舞台

2014年6月 8日 (日)

アランゲトラム




インド舞踊のソロリサイタルに行きました。

彼女は、40歳の時に研究所の門を叩き、

20年。

途中、ブランク期間を除き、

17年の精進の末、

この日を迎えられました。

「可能性は無限」
「年を重ねても自分から限界を作らない」

との師の言葉に揺り動かされ、

60過ぎてアランゲトラムという目標を持ち、挑戦されました。

ただただ、頭が下がります。

2時間のプログラム。

一人で、最後まで、やり遂げられました。

続きを読む "アランゲトラム"

|

2006年11月26日 (日)

マリンスキーバレエ『海賊』

半年程前からチケットを取っていたバレエを観に行きました。

マリンスキーバレエは、ロシアのバレエ団。

オーケストラピットの 生の演奏もマリンスキー管弦楽団。

手足が長くて無駄な贅肉のない しなやかな筋肉が 舞台の上を華麗に舞います。

特に 若手ダンサー レオニード・サラファーノフの高いジャンプと躍動感あふれる舞いはみもの。

そして、無駄のない肢体の 華麗な舞いを観ていると、まるで 自分の身体の贅肉がごっそりとそぎ落とされ、身軽になった自分がくるくると踊っているかのように すっきりとするのは、わたしだけでしょうか。

ほぼ満席の会場に響き渡る拍手に何度も丁寧に応えてくれたダンサーにもう一度拍手を!

今日のびわこホールは、雨模様。

ガラスに映る雨だれの向こうに琵琶湖が静かにたたずんでいました。

Dvc00001_17

続きを読む "マリンスキーバレエ『海賊』"

| | コメント (4)

2006年5月14日 (日)

ボリショイバレエ「ファラオの娘」

びわこホールにバレエを観に行きました。

内容は、若いイギリス人ウィルソン卿がエジプトに旅をして、

ピラミッドの墓に眠るファラオの娘アスピシアと

夢の中で、恋に落ちる物語です。

アスピシアは、ヌビア王から求婚されており、

ファラオとヌビア王は友好条約を結んでいます。

アスピシアの、

駆け落ち

ナイル川への身投げ

川の神の加護による生き返り

そして、父への懇願

を経て、父の許しを勝ち得て、

皆の祝福を受け、歓喜が頂点に達したとき、

ウィルソン卿は、夢から目覚めるのです。

ふわりふわりと軽やかに踊るバレリーナ達。

プリンシパルダンサーは、スヴェトラーナ・ルンキナ。

すごーく美人です。

今回は2階席からの鑑賞。

後ろに外国人がいました。

「ブラボッ」(「ブラボー」ではなくて)コールが幾度となく響き、

アンコールは、3~4回目あたりに、

スタンディングオベイションとなり、

その後も、何度も出てきてくれました。

いつも思うことは、

このホールができてよかったな、ということ。

芸術に関心のない人達からは、随分中傷されたホールです。

でも、だんだん 内容も いいものがくるようになりました。

バレエを観に行くときは、ちょっぴりエレガントな気持ちになります。

鍛え抜かれた肢体の完成された美しさ。

綺麗な雰囲気に包まれる感じは、何ともいえない贅沢な気分。

このホールから見渡せる琵琶湖も、素敵です。

初代女性館長さんの姿も見え、満足げに観客を見渡しておられました。

続きを読む "ボリショイバレエ「ファラオの娘」"

| | コメント (11)

2005年11月24日 (木)

「とこしへ」

行って来ました。

待ちに待った「さだまさし」のコンサート。

しっとりとした、熟成したワインの味わいを感じさせてくれるコンサートでした。

このコンサートのテーマとなっている「とこしへ」

「永遠」よりも、「永久」よりも・・・

安心出来る拠り所の上で、過ごすことの出来る果てしない時間・・・

ということなのだそうです。

このコンサートが、とても落ち着いた味わいを感じたのは、

経験豊かな彼の人生の中で出会った、大事な人との永遠の別れが すごくこたえているような気がして。

昔の歌で、「木根川橋」という彼の青春時代の歌に、最後に先生が登場するんですが、

その先生は、自分の教え子に「さだまさし」がいることに、とてもよろこんでいてくれたそうです。

地元のコンサートには、必ず見にきてくれたそうです。

その先生が、他界されたのだそうです。

彼はぽつりと言いました。

「ホントによろこんでくれていた先生の為に、「木根川橋」を毎回歌えばよかったな・・」

そういって、歌った彼の歌には、後悔の念が隠せませんでした。

「とこしへ」のアルバムに入っている中からは。

東京-長崎間を走っていた、今年廃止になった「寝台特急さくら号」を歌った 「さよならさくら」

自分の情熱に素直になれずに、都会に出るために、心を捨てたことを悔いる レトロな愛の歌 「冬物語」

「会いたい」というひとことが手紙でほしいという 「手紙」

嘘と本当のはざまで 溺れたい、溺れない 「女優」

豊かな時代なのに、いろんなことに気づかない 「MOTTAINAI」

どれも、これも、何か悔いが残る心の叫びは、

時代に媚びることなく、

彼らしく、

時には、彼のヴァイオリンとなって、

時には、パーカッションのヴィブラホンとなって、

時には、ピアノのアレンジとなって、

時には、ハーモニーとなって、

その格調高い表現力は、

四階席まで響き渡り、

まるで、ヴィンテージのようで・・・

そして

昔の曲もいっぱいありましたよ。

「セロ弾きのゴーシュ」や「案山子」「秋桜」「精霊流し」「親父の一番長い日」

「長崎小夜曲」「風に立つライオン」「天然色の化石」

それから「北の国から」

そして・・・なんだったっけ・・・

続きを読む "「とこしへ」"

| | コメント (0)

2005年10月30日 (日)

インド舞踊公演

楽しみにしていた インド舞踊公演を観にいきました。

バラタナティヤム古典舞踊&舞踊劇 ”Sri Valli” (ヴァッリィの真実)というものです。

舞台を清めるために、花を捧げて、蝋燭に火がともされるところからはじまります。

舞台上手の方に花のリースがあり、下手の方に楽団の方がおられます。

見慣れない、そして普段あまり接点のないインド文化のように思いますが、

仏教国である日本は、大いにインドの影響を受けているのですね。

それでも、日本の舞踊と違って、首の動き、手足のかたち、目の動き

どれをとっても、じっと留まっているということがありません。

手話のような表現も加わり、おまけに、裸足の足には、鈴がついていて。

視覚に入ってくる、すべてのものが、役目を果たしているのです。

そして、特にダヤさんの軽やかな身のこなしと、繊細な表情は、

豊かで、それでいて、とても可愛らしいのです。

それは、踊り手の豊かな経験と、祈りと共に、

とても印象深いものとして、目にやきつくのです。

余り見る目のないわたしですが、

神話舞踊劇が、すーっと入ってくるようでした。

舞台出演の皆様、本当にありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

インドといえば、

わたしは、若い頃、染料や化学品を扱う商社で、

インド向けの輸出書類をせっせと作っていました。

インドからの書類には、ホントに泣かされる思いでした。

他国に比べて、あまりにも、契約の注文が多いのです。

普通 一枚で終わる書類が、

二枚だったり、一枚目の裏にも印字されていたり、

おまけのように、のり付けの紙がくっついていたり、

その紙の裏にも、何かかいてあったり・・・

(当時は、カーボン紙を挟んで、タイプで打っていましたからね。

訂正のたびに、打ち直しです。)

ところで、きのう一緒にインド舞踊を観た、かれこれ十数年の付き合いのTさんは、

元 Air I○D○A の受付嬢で、インドにゆかりがあるようです。

普段、全然なじみがないかのような「インド」なのに、不思議な縁があるのですね。

一度は、デカン高原から、タージマハルを見なければ・・・と思う位です。

ちなみに、インドは、B型(血液型)の人が多いらしいです。

B型の「かっぱさん」 本当に素敵な舞台をありがとうございました。

「かっぱさん」の汗の結晶が見事に結実した舞台でした。

| | コメント (6)

2005年7月 3日 (日)

ベルリン国立バレエ団 「ラ・バヤデール」

今日は、昨日に続いて「ラ・バヤデール」の舞台を観た。

ホールは4階席まであり、オーケストラピットでは、楽団が生で演奏している。

音響がすごく良くて、とてもゴージャスな気分になれる。

ストーリーは、古代インドでの男女の三角関係である。(昨日の古代エジプトでのそれに続いてまたもや)

マラーホフが自ら監督、また彼がみいだしたポリーナ・セミオノワとの共演。

若いポリーナの190度の開脚と軽やかな舞が、決して若くはないマラーホフの充実した演技に華を添える。

結局、最後には、魂で結ばれる二人であるが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日と今日と続きで舞台のチケットをゲットしたのは、大失敗でした。

期せずして、内容がよく似ていたのも。

すごく贅沢な無駄遣いをしたような。

「アイーダ」が最後 悲しい結末にも関わらず、満ち足りた気分になったのに対して、

こちらは、幻影の世界の場面が長く、美しいけれども、魂で結ばれた充足感の表現があっけない。

でも、カーテンコールはすごくて、舞台にリボンは降りてくる、きらきらの花吹雪は落ちてくる、垂れ幕は下がる、響き渡る拍手、何度ものカーテンコール。

3階からの観劇は初めてでしたが、概ね満足でした。

このホール 維持するだけで 大赤字だと、随分 非難もされましたが、 外国からのお客様をお迎えするには、満足できるホールなのではないでしょうか。

オーケストラピットでは、なんと近所にお住まいの楽団員の顔も見え、ローカル気分も味わえた公演でした。

| | コメント (4)