まっさん

毎日 雨、雨、雨

毎日 雨。

気持ちのみならず体力まで消耗してしまうのは、なぜ???

こんな まっさんのフレーズが脳裏を横切る。

走り疲れたらお歩き♪
歩き疲れたらお休み♪
やがて休み疲れたなら♪
どうせまた走りたくなるさ♪

・・・そんな心境です。

アルバム

夢供養

「立ち止まった素描画(デッサン)」より~

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「檸檬」

「レモン」を「檸檬」と書くのだ ということも、

「檸檬」という 梶井基次郎の小説があるということも、

まっさんから教えてもらったことです。

そして、当時、 全然小説なんて読みもしなかったのに、

梶井の「檸檬」を読みました。

強烈に覚えているのは、

最後に 主人公が 寺町三条の果物屋さんで盗んだ檸檬を、

丸善に行って、ごちゃごちゃに積み上げた美術書の上にのせて、逃げた ということです。

絵の具のチューブから出したままのような色。

その美しい形。

ひんやり感。

どれも、梶井の美観にかなったようで、

とりわけ、病気のために 微熱のあった梶井は、

檸檬を手の中に持つのが好きだったようです。

数年前、骨董品なんかを観ようと出かけた時にたまたま通った

寺町三条の角の果物屋さん。

もしや と思って、引き返してみたら、

お店のウインドウの片隅に、梶井基次郎の記事が 小さく飾ってありました。

二階がパーラーになった、なんてことない昔ながらの果物やさんで、

中に入ると、なんてことない おじいさんが出てきました。

何でも、どういうわけか、修学旅行生がよく訪ねてくるのだと

不思議そうに おっしゃっていました。

急に涼しくなってきて、

なんだか、レモンイエローの絵の具のチューブから出したまんまのような

レモンをついつい思い出してしまいました。

ごちゃごちゃした色彩の上に単純なレモンイエローのレモンを

置いてみたくなった 梶井基次郎の気持ちが

ちょっとわかるような気がします。

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「とこしへ」

行って来ました。

待ちに待った「さだまさし」のコンサート。

しっとりとした、熟成したワインの味わいを感じさせてくれるコンサートでした。

このコンサートのテーマとなっている「とこしへ」

「永遠」よりも、「永久」よりも・・・

安心出来る拠り所の上で、過ごすことの出来る果てしない時間・・・

ということなのだそうです。

このコンサートが、とても落ち着いた味わいを感じたのは、

経験豊かな彼の人生の中で出会った、大事な人との永遠の別れが すごくこたえているような気がして。

昔の歌で、「木根川橋」という彼の青春時代の歌に、最後に先生が登場するんですが、

その先生は、自分の教え子に「さだまさし」がいることに、とてもよろこんでいてくれたそうです。

地元のコンサートには、必ず見にきてくれたそうです。

その先生が、他界されたのだそうです。

彼はぽつりと言いました。

「ホントによろこんでくれていた先生の為に、「木根川橋」を毎回歌えばよかったな・・」

そういって、歌った彼の歌には、後悔の念が隠せませんでした。

「とこしへ」のアルバムに入っている中からは。

東京-長崎間を走っていた、今年廃止になった「寝台特急さくら号」を歌った 「さよならさくら」

自分の情熱に素直になれずに、都会に出るために、心を捨てたことを悔いる レトロな愛の歌 「冬物語」

「会いたい」というひとことが手紙でほしいという 「手紙」

嘘と本当のはざまで 溺れたい、溺れない 「女優」

豊かな時代なのに、いろんなことに気づかない 「MOTTAINAI」

どれも、これも、何か悔いが残る心の叫びは、

時代に媚びることなく、

彼らしく、

時には、彼のヴァイオリンとなって、

時には、パーカッションのヴィブラホンとなって、

時には、ピアノのアレンジとなって、

時には、ハーモニーとなって、

その格調高い表現力は、

四階席まで響き渡り、

まるで、ヴィンテージのようで・・・

そして

昔の曲もいっぱいありましたよ。

「セロ弾きのゴーシュ」や「案山子」「秋桜」「精霊流し」「親父の一番長い日」

「長崎小夜曲」「風に立つライオン」「天然色の化石」

それから「北の国から」

そして・・・なんだったっけ・・・

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「多情仏心」

「多情仏心」・・・感じやすく移り気だが、薄情なことができない性質

(日本国語大辞典)より

実は、「かくれさだまさし」でした。

青春時代に、詩の美しさと、心の機微を歌い上げる 彼の歌と、トークが大好きでした。

時代の風にのって、いつしかそれは、「根くら」(根が暗いこと)だといわれ、

声を大にしていえなかったのです。

子育て期は、論外。

ずーっと、離れていました。

最近になって、やはり、彼の歌はいいと思い、

ついに、近くのホールであるコンサートのチケットをゲットしました。

先日、職場にやはり彼のファンがいることが発覚し、

なんと、12枚組のライブのCDをお借りすることに相成ったのです。

延々、パソコンに取り込み、あとは、ゆっくり鑑賞するのみ。

ただ、なかなかゆったりとした時間がとれずにいます。

あれやこれやと興味がありすぎて、

それにもってきて、忘れたものまで思い出して、

そうすると、年を取れば取るほど、そういうものが、

どんどんふえていくばかり。

「多情仏心」 という彼の歌の題名を思い出します。

日本の言葉の美しさ、日本の心の細やかさを、

彼は、本当にたくさん教えてくれます。

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